「やっぱり睡眠力は大事」と思える健康被害の数々 睡眠力の低下(※)が、健康に与える悪影響ははかりしれません。 ※経済協力開発機構(OECD)の調査(21年)では、日本人の平均睡眠時間は7時間22分で、33カ国(平均8時間28分)のなかで最下位 2023年、北海道大学大学院・先端生命科学研究院の研究チームが、北海道寿都町在住の35人の睡眠記録を精査し、睡眠不足が腸内環境にどのような影響を及ぼすか調査した結果を報告しました。これによると、睡眠時間が短い人ほど、「αディフェンシン」という物質の分泌量が減少することがわかりました。この物質が減少すると、腸内環境が大きく乱れることになります。 αディフェンシンはある腸内細菌が食物繊維をエサにして作り出した物質で、腸内に侵入した病原体を攻撃するはたらきを持っています。 これは、免疫力を高めてくれる善玉菌にも影響を与えていると言います。睡眠ホルモンと呼ば
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