【タイ】生き別れとなった日本人の父親探しで一躍有名になったタイ北部ピジット県在住のデクチャーイ(少年)ケイゴこと佐藤啓吾君(11)が日本のNPO(特定非営利活動)法人アジア太平洋こども会議・イン福岡(APCC)の招へい事業で7月15—27日に日本を訪れた。啓吾君にとっては初の訪日で、他のタイ人の子供5人とともに、福岡県の一般家庭でのホームステイや他国の子どもたちとの交流などを楽しんだ。 APCCの招へい事業はアジア太平洋の国・地域から11歳の子どもを1カ国・地域につき6—8人、日本に招待するもので、今回は33カ国・地域の子ども213人が参加した。 啓吾君の父とタイ人の母はタイで結婚、啓吾君が生まれた後、離婚し、父は日本に帰国した。その後、母が病死し、残された啓吾君はおばと寝たきりの祖父と暮らしながら、ピジットの寺の前で観光客に父の写真を見せ、生き別れとなった父の消息を尋ね歩いた。この父親探