フリーランスになってずっと、PRでお金を稼いで生きてきた。フォロワーが増え、消費促進が出来るからこそ、しっかり報酬をいただくことが出来た。 でも、自分の言葉をちゃんと自分で取り戻したくて、milieuで、PR記事をやめた。それがちょうど1年前のこと。 同時に、環境問題にも関心を持ち始めた。 すると、世の中を構成するあまりにも多くの物事が、社会的弱者や、動物や、地球を痛めつけて成り立っている……? と、途端に恐ろしくなってしまった。情報を摂取すればするほどに、のんきにニコニコ「買ってください!」「これ、いいですよ!」とは言えなくなってくる自分がいる。 "識字憂患"──つまり「人生字を識るは憂患の始め」というのは、中国北宋代の政治家であり文豪でもある蘇軾の言葉だ。これはつまり、人は文字を学び、書物に触れることで悩んだり苦しんだりしてしまうから、無知でいたほうがよほど楽だったのに! ……みたいな