Colorless Green Ideas:Rで階乗・順列・組み合わせを計算する前書き確率や統計の勉強の最初の方で、階乗・順列・組み合わせといったことを学ぶ機会がある。今日は、Rでどうやって階乗・順列・組み合わせを計算するかについて紹介する。まず、階乗・順列・組み合わせの定義を簡単に述べた後、Rでどの函数を使えばよいか説明する。 定義 階乗nの階乗(factorial) は n! と表記され、1からnまでの自然数を全てかけあわせた値として定義される。 例えば、 5! = 1・2・3・4・5 = 120となる。 順列順列(permutation) とは、ある集合（ものの集まり）から、一定の数の要素を取り出し、なおかつ順番に意味を持たせる場合の数である。n 個のものから、r 個のもの（ただし、n ≥ r である）を順番を考えて取り出す場合の数である順列nPr は、以下のように定義される。 nPr = (n － 1)(n － 2) · · · (n － r + 1) =n
