主にランニングの障害として知られている腸脛靭帯炎ですが、発生原因を理解し、身体の使い方を変えていく事で障害を予防・克服することが出来ます。 他の競技でも発生しない事もないのですが長距離のランニングで生じる事が多いため、ここではランニングを中心として書いてあります。 テーピングも記載してありますので参考にしてみて下さい。 また似た部位のスポーツ障害に大腿二頭筋腱炎もありますので、迷ったら両方見比べて下さい。 鑑別についても書いてあります。 「大腿二頭筋腱炎のストレッチ・リハビリ・テーピング」 腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)とは 腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)は大殿筋・大腿筋膜張筋から膝をまたいで脛骨の上部外側に付着します。簡単にいうとお尻の筋肉から太ももの外側を通って膝の下につく硬い組織です。いわゆる「モモカン」が入るところですね。 (骨盤の腸骨と下腿の脛骨を結ぶため腸脛靭帯と呼ばれま