デジタル一眼レフ・ミラーレス一眼カメラの液晶画面や画像加工ソフトなどで、写っている画像とともに現れるグラフのようなものを見たことはありますか?写真の構図や明るさが変わると、目まぐるしくグラフの表示も変化しますが、あれは画面をカッコよくするためのエフェクトやギミック表示ではなく、実は写真を撮るうえでとても大切なものなのです。ここでは写真撮影でのヒストグラムの見方や活用法などをご紹介いたします。 ヒストグラムとは ヒストグラムは、世間一般では度数分布図と言われており、横軸に階級を示し、縦軸に度数を示すようになっています。各階級に応じてその度数を長方形の長さで表すことができ、どの階級のものがどのくらいいるのかがよくわかるようになっています。言葉で説明しても難しいと思いますので、下の図を見てみましょう。 厚生労働省の古いデータから抜粋しましたが、日本の所得金額の分布図です。横軸は所得の大きさ、縦軸
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