尿トラブルで特に多いのが女性の尿漏れ。中でも咳やくしゃみ、走るなどでも尿漏れが起こる腹圧性尿失禁が全体の約5割。進行すると骨盤臓器脱が起こることもある腹圧性尿失禁の症状や対策をお伝えします。 腹圧性尿失禁とは 腹圧性尿失禁とは、咳やくしゃみで尿漏れが起きたり、重いものを持つ、走ったり、縄跳びなど、ジャンプをしたりしたときなど、お腹に力が入ったときに尿が漏れます。 健康な人では膀胱に腹圧がかかっても骨盤底が尿道を支え、 骨盤底筋 尿道括約筋 の働きで尿道を締めるため、尿が漏れることはありません。 何らかの原因で骨盤底が緩んでいると、腹圧がかかったときに尿道を支えられなくなります。 そのため尿道が開きやすくなり、骨盤底筋と尿道括約筋の力も働きにくくなって尿漏れが起こりやすくなります。 年齢のせい、産後は仕方がないと治療を諦めている人も少なくありません。しかし、運動療法、薬物療法、手術、生活習慣