どんな内容? 「神様のコドモ」は短い物語が集まる、いわゆる短編集。 神様がハワイに遊びに行っているので、その子どもが天上界から日本を見るといった設定。見るだけじゃなく、人間界に介入し、罰を与えたりもします。 神様の子ども視点の話もあれば、全く関係ないところでの話もある。 短編集というと、1冊の本に5、6個の話が収録されているのが普通だと思いますが、この本は42個の物語が収録されています。 短いもので3ページ。長くても10ページで完結。話が繋がっている所もあるけど、どれも単体で読めるような構成になっています。 わずか数ページで感情動きまくり この本の凄いところは、わずか数ページで感情を動かされたということ。 和んだり、背筋が凍ったり、スカッとした気持ちになったりと様々。 短編の順番も絶妙で、ほっこりする話の後に、いきなり怖い話がやってきたりする。そのため、見事なまでに感情が揺れ動くんです。
![山田悠介「神様のコドモ」感想:わずか数ページの短編に感情が揺れ動く!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6192b0306769b5487bdc1f763d6b9b4391883a97/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Foutput-log.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F03%2F%25E5%25B1%25B1%25E7%2594%25B0%25E6%2582%25A0%25E4%25BB%258B_%25E7%25A5%259E%25E6%25A7%2598%25E3%2581%25AE%25E3%2582%25B3%25E3%2583%2589%25E3%2583%25A2.jpg)