“猫にピアノの上を歩かせるよりも、もっと手軽にソニックデザインを”がモットーのミュージックエディタ。「ミドリオン(MIDORION)」をひとことで表すと、「誰でも簡単にアーティスト気分にさせてくれるソフト」とでも言えるだろうか。32×32の白いマス目の上に、色分けされた「音」をクリックして配置していく──ユーザがすべき基本的な操作はこれだけだ。画面上には赤、青、緑など計8色のパレットが用意されており、ここで選択して、配置する色により、再生される音色が決まる仕組みだ。起動すると、クラビネット風(?)のリズムが自動的に刻まれ、かなり適当に色を置いていっても、それなりには聞こえる。 ではあるが、「ミドリオン」の画面はどう見てもドットエディタ風。アーティストたるユーザに課せられているのは「美しい絵で、美しい音楽を」なのだ。適当に描いても、それなりにはなるので、ある程度は満足できるのだが、なかなか完