新たな花粉症治療法である、「舌下減感作療法」の治療液「シダトレン」が10月8日より鳥居薬品から発売される。保険適用での販売となり、これにより保険を使って舌下減感作療法を受けることが可能となる(ハザードラボ、MT Pro)。 舌下減感作療法は、治療液を舌の下に投与することでアレルギーの原因となる花粉を少しずつ体内に取り込んで体質改善を図るというもの。注射などを使用した従来療法と異なり、家庭内で手軽に利用できるのが特徴。 一時は見送られた薬価収載がようやく行われ、これにより10月8日からスギ花粉症に対する舌下免疫療法が開始されることとなった。しかしこの治療は2~3年継続しなければならないとされ、10月に開始しても、来年のスギ花粉症シーズンには間に合わない可能性が高い。 ともかく、治療の選択肢が増えたのは朗報といえるだろう。