初めに2011年3月11日に発生した東北関東大震災で被災された方々へ、心からお見舞い申し上げます。そして、原発事故によって今なお続く様々な被害に見舞われている方々へ、一日も早く復興に専念出来る環境が戻って来ることを願っております。 スイスではこの一カ月、被災した日本のために毎週どこかでチャリティーコンサートが催され、日本人音楽家の方々が中心となり、演奏会が開かれています。 スイスの電話会社スイステレコムは、3月11日以降の3月中の日本への通話代を、携帯電話も含めてすべて無料にするサービスで応援してくれました(ハイチ地震の時にも同様のサービス有り)。一方、デザイナーの自分には何が出来るのか?被災された方々のために、何かをしたいと云う気持ちだけが空回りして、出口のない思いを抱えたまま、当地在住の日本人有志と共に駅頭に立って街頭募金をお願いしました。スイスの隣人たちから受け取った募金額は、予
熊本県宇土市に建つ800人を超える大規模小学校です。構造体でもあるL壁を離散的に配置し、天井いっぱいまで開閉できる折戸、連続する中庭によって、<雑木林の木陰に教室群が滑り込む、限りなく外のような学校>が実現しました。(小嶋一浩と共同) 赤松佳珠子(建築家) CAt/シーラカンスアンドアソシエイツ トウキョウ 1968年東京都生まれ。90年日本女子大学家政学部住居学科卒業後シーラカンス(のちC+A、CAt)に加わる。2002年よりパートナー。国内外でインテリア・家具から学校建築まで、さまざまな建築作品を発表している。主な受賞に村野藤吾賞、日本建築学会作品選奨、AACA賞(日本建築美術工芸協会賞)、公共建築賞、日本インテリアデザイナー協会賞大賞など。現在、CAtパートナー、法政大学准教授、日本大学・神戸芸術工科大学非常勤講師 http://c-and-a.co.jp/
本展は、社会の仕組みと課題を熟知した専門家(研究者・実務家・実践者)の思想を、高校生の感性でアートコンセプトへと昇華し、アーティストが独自の発想と技法で作品をつくる「未来の展示」である。 本企画は、高校生の関心の高い学術分野を事前調査するところからはじまった。その結果にもとづき、3つのテーマ「人生100年時代」「ローカルとグローバル」「心理学、実験中!」が決定し、それらの分野で活躍する専門家、そして最終的な作品をつくるアーティストを元奨学生の中から決定。この3つのテーマとアートの融合を手がける現役高校生(通称:キュレーター高校生)は一般から募集し、審査を経て6名が選出され、正式に企画メンバーが誕生した。以降、人生100年時代についてのアンケートやインタビュー、移民の多い群馬県大泉町で取材、アーティストによるワークショップを行いながら、アーティスト・専門家・キュレーター高校生が共に議論を重ね
デザインディレクター 株式会社TRUNK代表、富山県総合デザインセンターデザインディレクターを兼務 JDN関連コーナー:「桐山登士樹の注目デザイン&デザイナー」 http://www.trunk-design.jp/ page: 1 / 2 / 3 / 4 / 5 イタリアデザインの行方 私たちの年代が魅了されたイタリアデザインは、すでに過去のものとなった。今年のサローネの印象を45年間ミラノで活躍するデザイナー蓮池槇郎氏に尋ねると、「最後の足掻きだ」と冷ややかな返答が返ってきた。私は、2015年に開催予定されているミラノEXPO (テーマ : 地球を養う、生活のためのエネルギー、プロデューサー : ステファノ・ボエリ)に向けて、イタリアデザイン界は巻き返しに出ると予測している。また、そうあって欲しい。イタリアのモノづくりの現場は中国ほか他国に移っているが、ただ確かなモノづくりとセン
今年からグッドデザイン賞(Gマーク)の審査委員長になった川崎和男氏は、あえて生活者という曖昧な視点を排して「ユーザーの視点とプロのデザイナーの視点を結び合わせた視線の中でグッドデザインのより本質を探りたい」と述べています。一方、デザイナーや専門家の見識と美意識によって選ばれるグッドデザインは、ユーザーの求めている等身大のデザインを反映していないという指摘も多くあがっています。 日本産業デザイン振興会(以下 産デ振)の発行する雑誌「Design News」主催による「フェイス・トウ・フェイス・トーク」。今回は、デザインを評価するプロの視点とユーザーの視点を元に、川崎和男氏と気鋭のデザインジャーナリストたちによる、グッドデザインをめぐるオブジェクションです。新しいデザインの価値を新しい時代に作り出していくことはできるのでしょうか。会場は満員のデザイン関係者・デザイン愛好者で埋まりました。
コーディネーター。 東京学芸大学大学院造形芸術学修了。ユトレヒトセントラルミュージアムのインターンを経て、02年株式会社TRUNK入社。 展覧会 / セミナーのキュレーションとコーディネーションを担当。 ミラノサローネ2008・デザイントレンド分析 【 大入りの国際家具見本市、活気のないフォリ・サローネ 】 今年も4月16日から21日まで開催されたミラノサローネ。イベントの中心となるミラノ国際家具見本市へは348,000人もの来場者があり、昨年より29%増の数字をたたきだした。コアとなる来場者は、EU、ロシア、北アメリカ、日本、中国からのメーカーやバイヤー、デザイナーやマスコミなどの業界関係者。そこに今年は、アルゼンチンなどの南アメリカや、インドネシアやベトナムなどの東南アジアの国々、南アフリカ共和国等、目下BRICsを追って急速に経済発展を遂げつつある国々からの来場者が加わり、ミラノ国際
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