教養として世界史をちゃんと学んでみようと思い立ち、『一度読んだら絶対に忘れない 世界史の教科書』を読んでいた。 読みながらそのわかりやすさに感動し、学習意欲が大いに刺激された。 私は大学受験で世界史を選択しておらず、教科書的なものを真面目に読むのは高校1年生以来である。 10年、いや15年ぶりに読む教科書だ。 燃えないわけがない。 読み進めるうちに私の受験勉強脳が呼び起こされてきて、緑色のペンで単語を塗り潰してやろうかと思った。 まぁ、そこまで受験っぽくしなくても、世界史をもっと細々と、受験レベルまでちゃんと勉強しようと考え始めてしまった。 読者の方にはよくよく注意してもらいたいのだが、何を勉強するにしても、目的を見失ってはいけない。 どこの世界に大人になってから突然「世界史を受験レベルまで極めよう」などと思い立つ男がいようか。 おっさん、お前は一体何を受験するつもりなのか。 世界の歴史を