2019年9月24日のブックマーク (2件)

  • 司馬遼太郎『城塞』のストーリーと、そこから得られる教訓 - 俺の遺言を聴いてほしい

    司馬遼太郎先生の『城塞』は関ヶ原の戦いから14年後の話。 大坂の陣で徳川家が豊臣家を滅ぼす過程を描いた作品である。 滅びに向かっていく物語の性質からか、『城塞』は全編通じて暗い雰囲気が漂っている。 徳川家康が「陰湿」という言葉では言い表せないほどの詐謀の限りを尽くして豊臣家を滅ぼしにかかる中、死に花を咲かせるかのように武勇を示す真田幸村の姿が印象的であった。 そして真田幸村や後藤又兵衛のような優秀な武将がどんなに献策しても採用しようとしない豊臣首脳陣の愚かさにも怒りを覚えた。 もし今、 「自分自身は優秀だと思っているのに会社では報われていない」 などと不満を持っている人がいたとして、その人が『城塞』を読んだなら、無能な首脳陣に振り回され、どんなに献策しても全く報われない様子にシンパシーを抱いてしまうかもしれない。 『城塞』には、同じ司馬遼太郎作品の『竜馬がゆく』にあるような明るい雰囲気はな

    司馬遼太郎『城塞』のストーリーと、そこから得られる教訓 - 俺の遺言を聴いてほしい
    oyasumitte
    oyasumitte 2019/09/24
    最後、9千字もあったのかと驚きました。文字数が増えても変わらず読みやすいの流石です…!ポリコレを意識した注意書きの多さには少し笑ってしまいました。笑
  • ねえ知ってる?雨に濡れながら号泣したら、一周回って笑えてくるの - どんな言葉で君を愛せば|@oyasumitte

    「あ、やばい、泣きそうだ」と思った。 日曜日の午後。外は小雨。かっこいい男の人と半日デートして解散して、表参道のスターバックスで一人、温かいミルクティーを飲みながらツイッターを開く。当はジ・アレイでタピオカミルクティーを飲みたい気分だったけれど、一人で長蛇の列につくだけの気力はなかった。短時間睡眠で歩き回った疲れからか、やや眠気を感じつつ、それでも今夜一緒にお酒を飲める人がいないかタイムラインを探ってみていた。珍しくというか何というか、誰からも連絡は来なくて、なるほどこれが連休中の夜かと。 自分で言うのもどうかと思うけど、今日の私、わりと、結構、比較的、可愛かったのよね。私なりになかなか良い私を作れていたの。新しい服を着て、髪をゆるく巻いて、肌の調子も悪くなくて、カラコンを入れて、ネイルもちゃんとツヤっとしていて。それを誰かに可愛いと言われたかったんだと思う。多分それが足りなくて私は真っ

    ねえ知ってる?雨に濡れながら号泣したら、一周回って笑えてくるの - どんな言葉で君を愛せば|@oyasumitte