続いて左からT澤さん、O久保さん、M田さん、M山さんにご登場願う。横一線、いいよ!いいよ!その調子!。アレレ!M山さん、真っ直ぐ走って欲しいなぁ!そのままじゃ撮影中の爺にぶつかってしまうよ!。 秋の陽を浴びて走る仲間たち
「峠まであと5~600mぐらいかな、何回かヘアピンカーブを曲がれば着くみたいですよ」と仲間が地図を見ながら教えてくれた。ようやく安心して肩の力が抜けていく。自転車を横倒しにして列の一番奥に座り写真を撮ってもらった。どことなく影が薄いのはさっき魂を半分ほど抜かれたせいだと思う。(←ウソ!) 峠までもうすぐと教えられた
笹丸平より有料道路を走ることにする。タイヤにエアを補充する。斜陽に光る舗装路を下る。スピードが上がる。そうだ!もうこの先凸凹道はないんだ!。悪路から解放され滑らかな舗装路を下りていくと旅の終わりの寂しさが湧き上がる。17時05分、蓼科湖に着いた。丁度このとき夕日が南アルプスの彼方に沈んだ。先ほどまで自転車に長い影があったのだが今はもう残照の中にそれも定かではない。振り返るとさっき越えてきた麦草峠の鞍部にはまだ夕日が当たって茜色に輝いていた。 振り返ると麦草峠にはまだ夕日が当たっていた
爺はこの峠に自転車では初めて来たが仲間の大半は以前サイクリングで来たことがあるという。全線非舗装の道は上りに差し掛かるとタイヤがズルズル滑ってきつかったらしい。トンネルを抜けた途端目の前に広がる風景に当時は疲れも吹き飛んだと皆の感想。中には輪行で長野行きの夜行列車に乗り込んだが長野に着くまで飲みっぱなしでフラフラしながら上ったという剛の者さえいたらしい。1970年代の懐かしい話しです。 白馬岳を望む峠
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