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2011年2月25日のブックマーク (3件)

  • 中国の指導者たちが神経過敏になる理由  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2011年2月24日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 遅かれ早かれ、王朝というものは滅びるものだ。中国の王朝とて例外ではない。紀元前221年に最初の中華帝国として誕生した秦王朝は、わずか15年しか続かなかった。その後登場した漢、唐、宋、明、清王朝はそれに比べればはるかに長続きしたが、それでも最終的には廃れていった。 最も新しい王朝的な存在、つまり、62年間続いている中華人民共和国にも、いずれ同じことが起きるだろう。 繁栄の中で身構える中国共産党 中国共産党がいつ、あるいはどのように、権勢を失うかは誰にも分からない。中国はその富を急速に増やしており、国際的な影響力も強まる一方だ。そうした様子からは、危機が切迫している明らかな兆候はほとんど見受けられない。騒乱と悲劇に満ちたその歴史に照らす限り、中国は今、ここ数百年間で最も繁栄している。 しかし、過剰反応するのが常の共産党は、反旗を翻すごく

  • ブラジル投資の最新事情 オルタナティブ投資が花盛り JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2011年2月19日号) プライベートエクイティ投資会社とヘッジファンドにとって、今年のホットな市場はブラジルだ。 泡立つシャンパンを手に、弾けるような会話――。ブラジルの主要株式市場、サンパウロ証券取引所(BM&FBovespa)で今月初めに見られた光景は、ブラジルで力強い成長を遂げるオルタナティブ投資業界の姿を象徴していた。 改装されたばかりのしゃれた証券取引所のフロアでは、ブラジルのプライベートエクイティ(PE、非上場株)投資会社タルポンのトップ、ホセ・カルロス・ヘイス・デ・マガリャンイス氏の周りで、大勢の人たちがシャンパンを飲みながら歩き回っていた。 ブラジル最大の小売店アレッゾの新規株式公開(IPO)の成功を祝って、祝杯を挙げていたのだ。 タルポンは、2007年に7600万レアル(4380万ドル)でアレッゾの株式を25%取得。3年間でその投資価値は5倍近くに

  • 投資家の懸念を増大させる日本の債務の山  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2011年2月23日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 日に関する警報ベルが再び遠くで鳴り始めている。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が日国債を格下げしてからわずか1カ月後、今度はムーディーズが、S&Pの後に続くかもしれないと警告した。どちらの格付け機関も、膨らむ債務の山という長期的に持続不能な財政状況に言及している。 予算関連法案の成立と、増加する社会保障費を賄うための抜的な税制改革の進展を遅らせる可能性のある政治的膠着状態は、どう見ても信頼を高める助けにはならない。 ムーディーズのシニアバイスプレジデント、トム・バーン氏は、同氏の見解は「政策形成および実行のリスクを高める恐れのある、菅(直人)政権が直面する政治的課題の増大を考慮した」ものだと話す。 日の国債市場の95%を占める国内投資家は、成り行きを注意深く見守っている。彼らは、政府が巨額の赤字国債を発行できなくなる