タグ

ブックマーク / bullbear.exblog.jp (4)

  • 新発10年国債の売買がなかった日 | 牛さん熊さんブログ

    4月14日の債券市場で、めずらしい現象が起きた。それは新聞などでニュースとなり、15日の日経新聞では「10年物国債市場 市場取引ゼロ」とのタイトルで記事が掲載された。 ここではいくつか注意点がある。このコラムは債券市場をあまりご存じない方も読んでいただいているかもしれないので、実際に何が起きたのかを知るための基礎知識から説明させていただきたい。 債券や国債とは何か、から説明すると一冊のが必要になるので、ぜひ拙著「債券と国債のしくみがわかる」などを読んでいただきたい。債券市場の中心が国債であり、その国債のなかでも指標、ベンチマークと呼ばれているものが期間10年物の新発国債(カレント物とも呼ばれる)となっている。国債には期間に応じて固定利付き債としては2年債、5年債、10年債、20年債、30年債、40年債などがあり、発行額からみても10年債より多いものもある。しかし、日だけではなく欧米各

    新発10年国債の売買がなかった日 | 牛さん熊さんブログ
  • 日銀の役割としての決済業務 | 牛さん熊さんブログ

    日銀の佐藤審議委員は2月27日に「グローバルな日国債の有効活用に向けて ─ 国債の決済インフラ改善に向けた最近の取り組み─ 」というタイトルの講演を行った。このなかで佐藤委員は次のような発言をしている(元は英語、日銀の邦訳わり引用)。 「日銀行は、日経済において多面的な役割を担っている。日の金融政策に責任を負っていることは勿論のことながら、同時に、銀行の銀行としてバンキングサービスの提供を行っており、日における決済の安定を維持することを業としている。日銀行と決済の関わりも多面的で、自ら金融機関等に当座預金口座や国債口座を提供して円資金や日国債の決済サービスを行っている。」 日銀行といえば、金融政策を行っているついでに日銀券も発行しているといった認識を持っている方も意外に多いのではなかろうか。しかし、日銀の業務のなかに占める金融政策の割合はほんの一部であり、その業務の主体は金

    日銀の役割としての決済業務 | 牛さん熊さんブログ
  • ビットコインはマネーなのか | 牛さん熊さんブログ

    グリーンスパン前FRB議長は、1年で89倍に値上がりした仮想通貨「ビットコイン」について、取引価格は持続できないほどの高水準にあり、通貨ではないとの見解を示した。さらに「ビットコインの質的価値が何かを推測するため想像力を当に膨らませなければならない。それを他の人はできるかもしれないが、私はできない」と断言した。 ビットコイン(Bitcoin)とは中哲史(Satoshi Nakamoto)と名乗る人物が基的な概念を生み出した仮想通貨である。ビットコインは、円やドル、ユーロなどのように発行権限を有しその価値を担保する中央政府の存在はない。つまりその信用力の背景に、政府や中央銀行、現物資産があるわけではない。 ビットコインはminerとよばれるビットコイン採掘管理ソフトの存在があり、これにより流通量が自動調整され埋蔵量にも限界が設定されている。この考え方の背景にあるのが、昔の金位制であ

    ビットコインはマネーなのか | 牛さん熊さんブログ
  • アベノミクスがスタートして1年 | 牛さん熊さんブログ

    アベノミクスがスタートしたのは、衆院解散が正式に表明された2012年11月14日とされている。当時の野田首相は11月14日に国会で行われた党首討論で安倍晋三自民党総裁に対し、当国会中の議員定数削減法案可決に協力することを確約し、16日に衆議院解散を行うと明言した。解散が正式に表明されたことで、安倍首相誕生への期待から円安・株高の動きが強まる。この急激な円高調整とそれによる株式市場の上昇は、新たな政権による金融経済対策への期待が背景にあり、その新たな金融経済政策がいつしかアベノミクスと呼ばれるようになった。(拙著「聞け! 是清の警告 アベノミクスが学ぶべき「出口」の教訓」より) アベノミクスはどのようにして生まれたのかを覚えているであろうか。11月16日の衆院解散の翌11月17日における熊での街頭演説において安倍自民党総裁は、衆院選後に政権を獲得した場合、金融緩和を強化するための日銀法改正

    アベノミクスがスタートして1年 | 牛さん熊さんブログ
  • 1