NECは27日、拡張性に優れ、第三世代(3G)携帯電話の基地局増強を短期間で実現する新製品「RS381、RS880シリーズ」を実用化し、投入を開始すると発表した。 ソフトバンクモバイルは、3Gサービスエリアを拡大するため2007年3月までに、NTTドコモを上回る4万6000ヶ所の基地局設置を目指している。 この計画を実現するため、ソフトバンクモバイルは、今回NECが発表した新製品(独シーメンスと共同開発)の導入を進めているという。 NECが提供する新製品「RS381」「RS880シリーズ」は、基地局本体の制御部と、RRH(Remote Radio Head)と呼ぶ小型で屋外型無線部を分離している。RRHを制御部の近傍から数10km離れた場所に設置でき、さまざまな基地局設置条件に柔軟に対応できるという。 制御部とRRHは、既存の光ファイバーで接続できるため、制御部を交換局などに集中配備して、