犬島 <犬島とは> 岡山県岡山市の東部沖合約2.2kmに浮かぶ岡山市唯一の有人島。 入植の記録は元禄年間(1688〜1704年)と伝えられているが、旧石器時代の遺跡も島内から発見されている。 産業としては花崗岩採石が有名、鎌倉八幡宮の大鳥居、岡山城、大阪城、江戸城にも犬島産の石が使われているという。 犬島が最も栄えた時期は明治30年代の大阪湾構築に伴う採石業、そして明治40年代の銅の精錬業にその隆盛は極まる。 明治42年、犬島に岡山県の柵原鉱山(?)から運ばれた銅鉱石を精錬する為の精錬所が築かれ、この頃島の人口は5000〜6000人に達した。 が、犬島の「精錬時代」は長く続かず銅の精錬業はインフレによる業績の悪化により大正8年、精錬所は閉鎖に追い込まれる。 その後も犬島からの企業撤退や住民の減少、高齢化で犬島にあった小中学校は平成3年に閉校。 現在犬島には採石業と化学工業