パリという都市は、同じカテゴリーのいくつものイベントを「ウィーク」とか、「シーズン」とかのネーミングで集合化する特技を持っています。 モードでは「パリ・ファッションウィーク」、なんてあらためて言うこともない、ですよね。 例えばシナリオのように「ウィーク」を巡ってみると、ヴァカンス開けの9月のラ・ラントレ(新学期/新年度)はデザインウィークで幕開けし、これにファッションウィーク、そしてコンテンポラリーアートの大型国際フェアが続き、Xマスを感じるあたりから年末年始にかけて「写真」のシーズンとなります。 その代表的なイベントがPARIS PHOTO /「パリ・フォト」。世界 NO.1の写真フェアです。 今年も11月にエッフェル塔の眺めが美しいル・グラン・パレ・エフェメールで開催され、世界的な91のギャラリーとエディターが参加、来場者数(入場は有料)は何と6万5000人(前年比7%増)でした(ちな