2014年、フロリダでみずから身体に火をともした11歳が病院へ搬入された。男児の身体には複数回の火傷の痕があったという。いったい何故、そんな真似をしたのか? 「注目」が欲しかったからだ。 当時アメリカの子どもたちの間では自分の身体に火をつける動画をSNSにアップする「ファイア・チャレンジ」が流行しており、搬送された児童もそれに挑戦しようとしたに過ぎない。ただ「注目」が欲しいからといってなんと馬鹿な真似を……と思うだろうか。では、その「注目」に値段がつくとしたら? 今、YouTubeやInstagramで人気者となり、親以上の収入を稼ぐティーンエイジャーが増えている。若者の約9割が「有償インフルエンサーになりたい」と答える状況となったアメリカでは、中学生のうちに数百万円、未成年のうちに数千万円稼ぐYouTuberの存在も珍しくはない。 「SNSでなら億万長者になれる」と豪語した1991年生ま