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ブックマーク / miraikairo.com (3)

  • 「生物学的加齢と社会的加齢のバランスをアップデートするために」、『「若作りうつ」社会』(熊代亨 著) | Mirai-Kairo.com

    「身体は着実に年を取り衰えていくのに、人生の老成の仕方がわからない。」 書は、そのような苦悩のあり方を「若作りうつ」と名付け、その原因となっている社会的背景を分析し、そのひとつの処方箋を提示している。 このような問題を抱えている社会的階層は、いわゆる「自分探し」の時代を生きたかつての若者たちだ。著者自身もその時代を若者として生きた当事者でもある。当時、「自分探し」的な生き方は肯定的に語られていたが、その着地点はいまだに上手く示されていない。 アメリカの心理学者、ロバート・リフトンは、「自分探し」的なライフスタイルの人びとを「プロテウス的人間」と呼び、新時代の強者のライフスタイルとして紹介した。プロテウスとは、ギリシア神話に登場する「自分の姿を自由自在に変えられるけれども、真の姿をあらわすことができない」神様のことだ。 それから約30年以上を経て、日において「プロテウス的人間」のような人

    「生物学的加齢と社会的加齢のバランスをアップデートするために」、『「若作りうつ」社会』(熊代亨 著) | Mirai-Kairo.com
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2014/02/21
    早い!けれども少しまとまっていないかも。/なお、この本の要約は自前で何度か挑戦しましたが、悉く失敗しました。書籍そのものが限界まで圧縮生成されているせい、かもしれません。
  • 「消費社会におけるパライダムシフトの物語」、『第四の消費』(三浦 展 著) | Mirai-Kairo.com

    の消費社会におけるパラダイムシフトについて論じている。 通読すると、近年見かけることが多くなった「ノマド」や「シェアハウス」、「コワーキング」といったキーワードも違って見えてくるかもしれない。何故なら、それらが歴史的な必然性の中でクローズアップされている、ということを確認することができるからだ。 書では、産業革命以後から現在に至るまで、日の消費社会が4つの段階を経ているとしている。第一から第四の消費社会までの特徴を概観すると、以下のようになるだろう。 ・第一の消費社会「national」(国家重視) ①都市部が中心。 ②国民全体の一割か二割しかいなかったと言われる中産階級が消費を楽しむ時代。 ・第二の消費社会「family」(家族重視、家族と一体の会社重視) ①家電製品に代表される大量生産品の全国への普及と拡大。 ②全国のより多くの国民に消費を享受。 ・第三「individual」

    「消費社会におけるパライダムシフトの物語」、『第四の消費』(三浦 展 著) | Mirai-Kairo.com
  • 「実りの多い人生にしていくための断念とリハビリ」、『ロスジェネ心理学』(熊代 亨 著) | Mirai-Kairo.com

    1.「どうして私達は、こんな風になってしまったのか?」 ロスジェネ世代とは、1970~80年代前半生まれの世代のことだ。 子ども時代に様々なものが、子ども専用アイテムとして普及していく過渡期を身をもって体感した世代。 そのような豊かさの中で育った人たちは、どのような大人になり、どのぐらい幸福に生きているのだろうか。 書は、ロスジェネ世代へのある種の断念とリハビリのすすめでもある。 2.終わりなき思春期モラトリアム 著者の熊代亨さんは、1975年生まれの現役精神科医。人もロスジェネ世代ど真ん中の当事者だ。 それゆえに、説得力と重みを感じ取ることができる著作となっている。ところどころ、その記述の行間に涙が出そうになった。「痛み」と「愛情」、それに尽きる。 ロスジェネ世代の心理を特徴付けている「病理」とは何か。書ではそれを、“終わりなき思春期モラトリアム”的なメンタリティ、としている。 こ

    「実りの多い人生にしていくための断念とリハビリ」、『ロスジェネ心理学』(熊代 亨 著) | Mirai-Kairo.com
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2012/11/12
    ケアやリハビリと言えるほどの事は出来ないのかもしれません。けれども、まだ半分残された人生の時間、無為無策に過ごすのでなく、少しでもマシな未来のために毎日を積み重ねる余地は全員にあると思うんです。
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