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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (32)

  • つらい記憶のフラッシュバックは「テトリス」をやると減る、研究

    2006年、イラクのアルファルージャで、軍用の金属探知機を膝に乗せ、テトリスをプレイする米海兵隊の兵士。(PHOTOGRAPH BY TOBY MORRIS, ZUMA PRESS/ALAMY STOCK PHOTO) 1980年代に世界的ベストセラーになったコンピューターゲームの「テトリス」を、メンタルヘルスの改善に役立てる研究が進められている。具体的には、テトリスをプレイして、性的暴行や自動車事故、戦争、自然災害、または困難な出産などを体験した後に起こるフラッシュバック(過去に経験したトラウマ的な記憶が自分の意志とは無関係に侵入すること)の回数を減らせる可能性があるという。 世界24カ国で実施した調査によると、人が死ぬところを見たり、愛する人が突然亡くなったり、命が脅かされたりする事故に遭ったりするなどのトラウマ体験があると報告した人の割合は70%を超えていた。だが、その後に睡眠障害や

    つらい記憶のフラッシュバックは「テトリス」をやると減る、研究
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    pacha_09 2023/10/02
    ボンバーマンの『ぱにっくボンバー』じゃあかんか…
  • 火星の地下に複数の湖が存在か、幅20キロに広がる毒性の水

    NASAのマーズ・グローバル・サーベイヤーが2005年4月に撮影した火星(複数画像を合成)。南極にある氷冠が写し出されている。その地下1.6キロの深さに、液体の水をたたえた湖があると考えられている。(NASA/JPL/MALIN SPACE SCIENCE SYSTEMS) 地球外で生命を探す科学者たちの合言葉は「水を追え」だ。このほど火星の南極に、そのターゲットにふさわしい場所が見つかった。厚い氷の下に大きな湖があり、それをいくつもの小さな池が取り囲んでいるとする最新の研究成果が発表されたのだ。 「湖が一つだけポツンとあるのではなく、水系が存在すると思われます」と、イタリア、ローマ第三大学のエレナ・ペティネッリ氏は語る。氏が共著者として名を連ねるこの論文は、9月28日付で学術誌「Nature Astronomy」に掲載された。 2018年、ペティネッリ氏の研究チームは、火星の南極の地下に

    火星の地下に複数の湖が存在か、幅20キロに広がる毒性の水
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    pacha_09 2020/09/30
  • 地図の物語:起伏表現はこうして進化した

    1988年11月号のナショナル ジオグラフィック英語版に付録として同梱されたエベレストの地図。(NATIONAL GEOGRAPHIC MAP) 絶景で有名なスポットが、まっ平らな大地だということはあまりない。そそり立つヒマラヤの山々から、大地が深く刻まれた米国のグランドキャニオンまで、並外れて美しいとされる地形には高低差がある場合が多い。平面に地図を描く人たちにとって、とりわけやっかいなのがこうした場所だ。(参考記事:「傷つけられるグランドキャニオン」) 地図上に起伏を表現する技法は、その多くがコンピューターのなかった時代に、人々の試行錯誤の末に生み出された。 現存する世界最古級の地図の一つは、4000年以上前のメソポタミアで作られたもので、土器の板の表面に刻まれており、山々は小さな半円形を連ねて表現されている。その後長い間、地図技法に大きな進歩は見られなかった。 ルネサンス期になると、

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    pacha_09 2016/09/24
  • 野鳥と人が蜂蜜めぐり「共生」、科学的に解明

    モザンビークのニアッサ国立保護区で、オスのノドグロミツオシエを手に乗せるヤオ族の蜂蜜ハンター、オーランド・ヤセニ氏。ノドグロミツオシエは研究のため一時的に捕獲した。(PHOTOGRAPH BY CLAIRE SPOTTISWOODE) ノドグロミツオシエ(学名:Indicator indicator、英名:ハニーガイド)と呼ばれるアフリカの小鳥は、人の声を聞きとり、その意味を理解できることが、最新の研究で初めて確認された。研究結果は科学誌「サイエンス」に掲載された。 モザンビーク北部。ある男性が声を震わせて特殊な音を出すと、ノドグロミツオシエがそれに気付く。男性は蜂蜜を求めて、ハチの巣を探しそうとしている。ノドグロミツオシエは、彼を巣の場所まで案内し、ごほうびに人間が取り出したハチの巣をもらう。 飼い慣らされた種が人間とコミュニケーションを取れることはよく知られているが、「野生動物と人間も

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    pacha_09 2016/07/27
  • オスがメスに、メスがオスに1日20回も変わる魚

    パナマにあるスミソニアン熱帯研究所にほど近いサンゴ礁を泳ぎまわるチョークバス(Serranus tortugarum)。産卵中の行動を記録できるよう、個体識別用のカラーコードが付けられている。(Photograph by Mary K. Hart) 自然界には興味をそそるものや出来事がたくさんあるが、なかでもオスとメスの両方の生殖器をもつ雌雄同体は最も奇妙なものかもしれない。 たとえば、チョークバス(Serranus tortugarum)がそうだ。学術誌 「Behavioral Ecology」に掲載された新たな研究によると、サンゴ礁に生息する体長8センチに満たないこの小さな魚は、パートナーとペアを組んで、1日に20回も性的役割を入れ代えて励むという。(参考記事:「ロブスターは正常位、海の中の仰天セックスライフ」) チョークバスのこの繁殖戦略は「卵のとりひき(egg trading)」と

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    pacha_09 2016/07/13
  • 宿主を性転換させる寄生バクテリア

    寄生バクテリアの一種、ボルバキアに感染したハチの卵。染色により感染の様子が観察できる。 Photograph courtesy Merijn Salverda and Richard Stouthamer via NSF 急速にその数を増やしている寄生バクテリアがいる。このバクテリアは、宿主を性転換させて単為生殖化を引き起こすだけでなく、宿主を“気味の悪い怪物”に変身させてしまう。このような大惨事ともいえる生殖異常を引き起こす仕組みが最新の研究で解明された。その方法とは、免疫系を停止させることだという。 キョウソヤドリコバチをはじめとする寄生ハチ3種のゲノムを初めて解読した研究者チームによると、バクテリアの一種であるボルバキアはハチの遺伝子を操作し、バクテリアの侵入に対して警報を発するタンパク質を抑え込んでしまうという。その結果、バクテリアに対する防御機構が機能せず、ボルバキアは悪事を働く

    宿主を性転換させる寄生バクテリア
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    pacha_09 2016/07/02
  • 「同性愛ライオン」がネットで話題、真相は

    最近、ボツワナ北部で撮影された2頭のライオン。(Photograph by Nicole Cambre/REX/Shutterstock) 先日来、2頭の「雄ライオン」が草原で交尾をする写真がネットをにぎわせている。ただしこの写真は、あるいはより興味深い事象をとらえたものなのかもしれない。 実は、下になっているライオンは雄ではなく、「たてがみのある雌」である可能性が高いという。そうした個体は、これらの写真が撮影されたボツワナ北部においては、めずらしくないらしいのだ。(参考記事:「風の中のライオン、南アフリカ共和国(1995年)」) たとえば2頭のライオンが互いに頭部をこすり合わせている写真があるが、米バージニア工科大学教授で、アフリカのライオンに詳しいキャスリーン・アレクサンダー氏によると、これは雄が雌に対して優位性を示すための一般的な行動だという。 雄同士の交尾について、同氏はこう述べて

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    pacha_09 2016/04/21
  • 10年で世界の魚の数を回復できる、研究報告

    このオナガザメのように、来漁獲対象でない魚が網にかかってしまうことは、世界中の漁業者にとって頭の痛い問題となっている。(Photograph by Brian Skerry, National Geographic Creative) 長らく減り続けている世界の魚の生息数が、わずか10年で回復でき、同時に漁業者の収入も増えるとする論文が、学術誌『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』に発表された。(参考記事:「クロマグロ 乱獲の果てに」) 方策は、漁獲の権利を割り当てる制度をより多くの国々で導入すること。すでに米国や中米ベリーズなどいくつかの国で効果を上げているやり方だ。「私は長い間、漁業問題に携わってきましたが、これほど画期的な結果が出るとは思ってもみませんでした」と、論文の共著者で環境保護団体「エンバイロンメンタル・ディフェンス・ファンド」に所属する漁業科学者のアマンダ・リーランド氏は

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    pacha_09 2016/04/02
  • 火星の重力マップ公開、驚きの新事実が明るみに

    新たに作成されたカラフルな火星地図は、場所による重力のばらつきを示している。白く見えるのはタルシス三山などの重力が大きい領域で、青く見えるのは峡谷などの重力が小さい領域だ。(MIT/UMBC-CRESST/GSFC) このほど米NASAが火星の重力データを使って地図を作成し、公開した。美しいだけでなく、火星内部の核から周囲の大気まで、目で見ただけではわからない地質学的な詳しい特徴が新たに示されている。 米マサチューセッツ工科大学のアントニオ・ジェノバ氏らは、火星探査衛星3機16年分の軌道データを分析し、軌道と速度のふらつきから、位置による重力のばらつきを明らかにした。3月5日に科学誌「Icarus」に発表された火星の地図は、太陽系で最も高い山であるオリンポス火山の頂上からマリネリス峡谷の底まで、この重力のごくわずかな違いを画像として示したものだ。(参考記事:「オリンポス山、“太陽系最大”を

    火星の重力マップ公開、驚きの新事実が明るみに
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    pacha_09 2016/03/29
  • メスを縛って交尾有利に、クモで判明

    動画:オスのナーサリー・ウェブ・スパイダー(Pisaurina mira)はメスに捕されないよう、メスを縛ってから交尾を行う。(説明は英語です)(Video courtesy of Alissa Anderson) 縄があれば縛る者あり――。クモの世界にも、交尾(交接)にあたりメスを縛るオスがいる。科学誌「バイオロジー・レターズ」に発表された最新の研究によると、緊縛によって交尾の時間が延び、より多くの精子を送り込めるため、オスが父親になれる可能性が高まることが明らかになった。 生物が交尾相手を魅了し、離さないための風変わりな方法はすでにいくつも知られているが、動物界で最も常識破りの愛し方をすると言われるクモが、今回の発見でその多様さを限界まで押し上げた形だ。(参考記事:「交尾の後にメスの交尾器を壊してしまうクモを発見」) 「だからクモの研究が好きでたまらないんです」と話すのは、今回の論文

    メスを縛って交尾有利に、クモで判明
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    pacha_09 2016/03/18
  • 第4回 なぜ霊長類はまた3色型色覚を獲得したのか

    霊長類は教科書的に言っても、視覚の動物であるというふうに昔から言われている。発達した視覚システムが霊長類の大きな特徴だ、と。 眼球が正面を向いていて立体視ができるとか、視細胞の密度が高くて、空間解像度が高い(デジカメでいうと、画素が多い)とか、さらには3色型色覚。 前回は、魚類の色覚の話で、ゼブラフィッシュは4色型色覚を持つのみならず、水面方向と正面や水底方向で、網膜上に違うセンサーのセットを持っていることを知った。

    第4回 なぜ霊長類はまた3色型色覚を獲得したのか
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    pacha_09 2016/02/04
  • 第3回 魚の色覚はすごい!

    色覚に関係する視物質オプシンには、大きく分けて5種類あり、それらは脊椎動物の共通祖先の時代には出揃っていた。 進化の初期の段階で、だいたいのレパートリーが出揃って、その後、刈り込まれていくような現象は、よく聞く。約5億年前に起きたいわゆる「生命のカンブリア爆発」では、生物の進化の歴史の中でも特筆すべき多様性が花開き、後に刈り込まれていったとされる。 見せていただいた「脊椎動物視覚オプシンのレパートリー」の表がとてもおもしろい。 「4種類の錐体オプシンと、1種類の桿体オプシンということで、5種類。それらを、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類、そして、哺乳類の中でも特に霊長類で、どんなものを持っているか表にしています。『○』をつけているのはそれを1個持っているという意味で、『◎』にしているのは、同じ型でも2つ以上の微妙に違ったサブタイプを持っている場合です。そうすると、魚類はすべて『◎』で多様

    第3回 魚の色覚はすごい!
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    pacha_09 2016/02/04
  • 第1回 色覚はなぜ、どのように進化してきたのか

    ふだんの生活で、ぼくたちは日々、目を通したいわゆる視覚情報に晒されている。 もちろん、耳や鼻や皮膚などにある様々なセンサーを通しても、環境を認識しているわけだけれど、その中でも、目からの情報は膨大で、圧倒的に思える。活字を読むのも、ネットを見るのも、主に視覚情報を通じてだ。 そして、ぼくたちの視覚には「色」がある。赤だとか緑だとか青だとかを区別できるというのは、ただ明るい暗い(明暗)だけを識別するよりも、便利なことが多いし、しばしば、「美」を感じるきっかけにもなる。情緒的な言い方にすぎるかもしれないが、色覚があるからこそ、世界は彩りにあふれて、美しい。 実は色覚について、強い関心を持ってきた。小説の中でも、特異な視覚を持った一族を登場させたことがある(『天空の約束』と『雲の王』)。もっと知識を深めたいと思っていたところ、東京大学の柏の葉キャンパスに、色覚をめぐって幅広く、かつ、深く追究して

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    pacha_09 2016/02/01
  • イヌ家畜化の起源は中国、初の全ゲノム比較より

    2015年9月、インドネシアのリアウ州カムパルの森林火災の後、イヌを散歩させる男性。新たな研究により、イヌは東アジア南部で最初に家畜化されたことが明らかになった。(PHOTOGRAPH BY TANTO H.,XINHUA PRESS/CORBIS) 人間社会に疲れた私たちを癒してくれるイヌは、もとをたどればオオカミだ。だが、オオカミが人類の友になった過程は長らく分かっていなかった。 イヌの起源について、有力な説は主に2つある。ひとつは人類が1万年前~3万2000年前に、おそらく中国を含む東アジア南部のどこかでオオカミの家畜化を始めたというもの。これは、母から子へと受け継がれるミトコンドリアDNAを調べる研究による。そしてもうひとつは、イヌの家畜化が始まった場所はヨーロッパか中東というものだ。こちらはほかの遺伝子マーカー(ゲノム上に分散するDNAの断片など)を調べた別の研究の結果である。(

    イヌ家畜化の起源は中国、初の全ゲノム比較より
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    pacha_09 2015/12/22
  • 世界最大級のハエの新種、2種を同時に発見

    世界最大のハエGauromydas heros。最も大きなもので体長7センチにも及ぶ。しかし、最新の研究によれば、新たに発見された2つの種がライバルとして名乗りを上げる可能性がある。(PHOTOGRAPH BY ANDRE ALVES) 地球最大のハエに挑戦者が現れた。古い博物館の棚でほこりをかぶっていた2つの種だ。 体は指の長さくらいあり、羽を広げた幅は手首から指先まで及ぶ。世界記録を保持するムシヒキアブモドキ科のGauromydas heros(G. heros)に見劣りしないほど巨大だ。 ブラジル、フランス、コスタリカの博物館に眠っていた14の標から G. mateus、G. papaveroiという2つの種が発見された。標は古いもので1930年代までさかのぼる。 研究を率いたブラジル、サンパウロ大学動物学博物館のジュリア・カラウ氏によれば、知られている限り、2つの新種の手掛かり

    世界最大級のハエの新種、2種を同時に発見
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    pacha_09 2015/12/16
  • ヘビのウロコに「剥がれない潤滑油」、初の発見

    カリフォルニアキングヘビ(Lampropeltis californiae)の体は、わずか数ナノメートルの厚さの潤滑油で覆われていることが明らかになった。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 体をくねらせて滑らかに這うヘビの驚くべき秘密が明らかになった。ウロコの表面が極めて薄い潤滑油でコーティングされていたのだ。 この発見は、12月9日付の「Journal of the Royal Society Interface」誌で発表された。研究論文によると、コーティングの厚さはわずか数ナノメートルで、人間の髪の毛の直径の数万分の1しかないという。ヘビの不気味な滑らかさを見事に解明しただけでなく、新しい工業用潤滑剤やコーティング剤のヒントとなり、ヘビ型ロボットのデザイン改良にもつながると期待される。 米アトランタ動物園

    ヘビのウロコに「剥がれない潤滑油」、初の発見
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    pacha_09 2015/12/14
  • 巨大な穴にのみ込まれる町、ペルーの鉱山

    広範囲を採掘穴にのみ込まれたペルー、セロデパスコの歴史地区。深さ400メートルで、ボルカン鉱山の子会社が主に鉛と亜鉛を生産中。(Photograph by Tomas van Houtryve) 写真(次ページ):選鉱くずの山と鉛中毒に苦しむ子ども 写真(3ページ):汚染され干上がった湖底や選鉱くずの近くで放牧する人々 ペルーの町セロデパスコは、標高4300メートルほどの山間にあり、地球でいちばん高地にある町のひとつ。小柄だが精力的な女性国会議員、グロリア・ラモス・プルデンシオ氏は、人口は7万人のこの町の出身だ。 「子どものころ、アメリカ人が住んでいるベラビスタ地区を通り過ぎるとき、母に何度も訊ねたものです。『なんで米国人はすてきなうちをもってるの?』と。学校では、先生に訊きたがりやと呼ばれました」ラモス氏はそう振り返る。 この10年ほど、中南米諸国の鉱業収益は、3倍の3000億ドルに急増

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    pacha_09 2015/12/08
  • クジラが鼻に魚を詰まらせ死亡、オランダ

    スペイン近海を泳ぐヒレナガゴンドウ。2014年にオランダで窒息死した個体は、慣れない海域にいた。(PHOTOGRAPH BY AGE FOTOSTOCK, ALAMY) クジラ vs 魚の戦いは端から勝負がついていそうなものだが、実はそうでもないらしい。シタビラメなどの魚が、噴気孔の中あるいはその直下に詰まると、ゆっくりと窒息死に至ることがあるのだ。(参考記事:「DVDケースがクジラを殺した」) この珍しい現象は過去にも観測されているが、ヒレナガゴンドウでの記録はなかった。しかしオランダの海岸で、2014年末と2015年初頭に相次いでこの原因による死体が見つかった。 この死には、二重の謎がある。ゴンドウクジラは通常シタビラメのように平らな魚ではなく、イカをべること。そして、深さのある海を好むはずなのに、死んでいたのは比較的浅い海だったことだ。 専門家はこの死の原因を、仲間への忠誠心かもし

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    pacha_09 2015/12/04
  • 「キュウリに驚くネコ」の動画に専門家が警鐘

    ネコの背後にキュウリを置くと・・・異常なくらいにびっくりして空中に跳び上がるものがいる。そんなシーンをとらえた動画が話題になっている。 しかし、それはネコのためによくないと専門家は警鐘を鳴らす。「動物にストレスを与えるのはよくありません。面白半分にやっているなら、人間性を疑います」と言うのは、米カリフォルニア州南部に住む認定動物行動学者、ジル・ゴールドマン氏だ。 書籍『Cat Sense』の著者であり、英ブリストル大学でネコの行動を研究するジョン・ブラッドショウ氏も同意見だ。このような「卑劣な」動画は、「人々がネコを怖がらせて笑い者にする行為を扇動します」と述べている。 ゴールドマン氏によると、「(ネコは)通常床に置かれたキュウリを見ることがない」ため、自然の驚愕反応を起こすという。ひょっとすると、緑の侵入者をヘビと関連付けているのかもしれないと同氏は付け加えた。ヘビはネコにとって恐ろしい

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    pacha_09 2015/11/20
  • 交尾の後にメスの交尾器を壊してしまうクモを発見

    キタコガネグモダマシのオスは、メスがほかのオスと交尾できないように交尾器を壊してしまう。(PHOTOGRAPH BY GABRIELE UHL) 交尾の後にメスの交尾器の一部をねじ切り、ほかのオスと二度と交尾できないようにしてしまうクモがいることが判明、11月5日付の学術誌『カレント・バイオロジー』に発表された。自分の子孫を確実に残すためと考えられるが、こうした行動が観察されるのは初めて。 「こうした驚異的な適応進化はたびたび見つかります。繁殖をめぐる競争は熾烈なのです」と今回の研究には参加していないドイツ・ハンブルク大学の生物学者ユタ・シュナイダー氏は語る。特にクモは、繁殖を成功させるために共いしたり自ら生殖器を切断したりと、とんでもない手段を使う。(参考記事:「”去勢”されたクモは戦闘に強い」) 【動画】ピーコックスパイダーの華麗なダンス。ピーコックスパイダーのオスは、色鮮やかな背中

    交尾の後にメスの交尾器を壊してしまうクモを発見
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    pacha_09 2015/11/11