来年5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を狙った上空からのテロに備え、警視庁は近く、機動隊に小型無人機「ドローン」を捕獲する専門部隊を全国で初めて設置する。 特注の網を取り付けた大型ドローンを操り、重要施設の上空などに侵入した不審なドローンを空中で捕獲する。今月10日には都心などでドローンの飛行を制限する改正航空法が施行され、上空の警備が強化される。 専門部隊は機動隊から選抜した数十人で構成。重要施設の上空など飛行禁止区域に侵入した不審なドローンが発見されると緊急出動する。まず飛行の中止をスピーカーなどで警告する。しかし、周囲に操縦者がいなかったり、注意しても飛行をやめなかったりした場合は、大型ドローンが“出動”する。