先日、ある論者による民主党マニフェストの教育政策評価について苦情を言った。 http://d.hatena.ne.jp/t-hirosaka/20090823/1251000136 私には首をかしげるところのあったものだったが、これを評価する向きもあるようなので、もう一つ指摘しておく。 この論者は、「子ども手当」を「子育て・教育の「構造改革=市場原理主義」からの転換」として高く評価している。 今回の民主党マニフェストの目玉といえる、子ども一人当たり月2万6000円(年額31万2000円)の「子ども手当」は、教育政策というよりも「子育て支援」の性格が強いものであるが、広い意味での教育への公的助成と見ることが可能である。ここに約5・3兆円という現在の防衛費以上の予算を投入することが提案されたことは、民主党が「子育て・教育」への予算増額を今回のマニフェストの大きな柱としたことを明示している。 月