ラグビー・ワールドカップ(W杯)フランス大会 1次リーグA組 〇ニュージーランド代表71―3ナミビア代表●(15日、トゥールーズ) ニュージーランド(NZ)代表には、変幻自在に攻撃を操る司令塔がいる。念願のW杯初先発だったSOダミアン・マッケンジー選手は、以前に日本でプレーした経験を持つスター。速く、正確なパスとキックが、復権を期するラグビー王国「オールブラックス」に、テンポをもたらした。 左へ右へと、少しでもスペースを見つければキックパスを送り、相手が追いつけないような高速パスを通して手玉に取る。目の前が空けば、自ら突進して防御網をかいくぐることも。実際にマッケンジー選手は周囲のトライをお膳立てするだけではなく、前半、立て続けに自らトライも奪った。最後まで攻め続けたNZ代表は、11トライ71得点の大勝で今大会初勝利を飾った。