さまざまな理由で育てられなくなった子どもを匿名で預かる、熊本市慈英病院の赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」に7日、パンダの赤ちゃんが入れられていたことがわかった。昨今パンダの世界では育児放棄が相次いでおり、この赤ちゃんも親パンダの事情により、育てられなくなったものとみられる。 慈英病院によると、赤ちゃんパンダがポストに入れられたのは6日の深夜2時ごろ。赤ちゃんが入れられるときに鳴り出すメロディに気づいた職員がポストを確認したところ、中には体長15センチ、生後2日程度のオスの赤ちゃんパンダが置かれていた。 現在病院側では、保育器に入れて24時間体制で観察を続けているが、赤ちゃんの健康状態は良好だという。 子パンダを預けた人物について、ポスト前に設置しているカメラには、母親と見られるパンダがあたりの様子をうかがいながら、子どもをポストに入れたあと、逃げ去るようにその場を離れていく様子が映っ