読書術や速読術はライフハックの技術としてよく語られるが、どう読むかより、読んだ後、頭のなかに何が残っているかが重要だ。速読して理解したつもりになっていても、一週間したら頭のなかに何も残っていなかったら話にならない。読書の後は、何を頭の中に残すか、残った知識をどう活用するかという「読後術」を自分に合った方法で決めておくとよい。 目次を見て概要が思い出せるか確認する 一番簡単な読後術は、目次を見て内容が思い出せるか確認することだ。読み終わった後ですぐに目次を見ながら内容を想起するのもよいし、1週間や2週間経ってから目次だけ見て、概要がどれだけ頭に残っているかをチェックしてもよい。 読書の記憶は音楽の記憶にも似ていて、個別の情報として思い出せなくても、叙述の流れで思い出せる部分がある。目次を見てチェックし直すことで記憶も強化できる。 目次の読後チェックをより効率的にするなら、読書前に目次を使って
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