指揮をした作品が「グラミー賞」を受賞した世界的指揮者の小澤征爾さんが17日、受賞後初めて京都市内で記者会見し、「オーケストラの仲間と分かち合いたい」と喜びを語りました。 小澤さんは17日午後、京都市左京区にある劇場で受賞後初めて会見を開きました。この中で小澤さんは「びっくりしています。今回の受賞を一緒に演奏したオーケストラの仲間と分かち合いたいです」と喜びを語りました。 受賞した作品は小澤さんが病気療養から本格的に復帰した平成25年に長野県松本市で開かれた音楽祭での公演を収録したものです。小澤さんは当時を振り返り、「休養明けでおたおたしていましたが、オーケストラや歌い手がすばらしかったと思います。みんなに助けられながらやっていました」と仲間をたたえました。そのうえで今回受賞した作品について、「これをきっかけに多くの人が見に行きたいと思うようなポピュラーな作品になってくれたら本望です」と話し