プロ野球で、打者が本塁打を打つ意思を球審に伝えれば、バットを振らずに本塁打を認める新しいルールが導入される見通しとなった。来季に導入する敬遠申告制と同時に実施したい考えだ。 米大リーグでは、試合時間の短縮や投手の負担軽減などの観点から、監督が敬遠を申告すればボールを4球投げなくても打者を一塁へ歩かせることができる申告敬遠が今シーズンから導入されている。 日本のプロ野球でも今月、申告敬遠を導入する見通しであることがわかったが、「手を抜いた敬遠球を打って得点できなくなる」との不満が打者側から上がっていたため、投打公平の観点から、申告本塁打も同時に導入する見通しとなった。 申告本塁打は打者がバットでスタンドを指し示す「予告ホームラン」の態勢を本塁打の意思表示とみなす。実際にバットを振らなくても本塁打が認められるため、シーズン中ほぼ毎日打席に立たなければならない打者の負担軽減にもつながるほか、野球