喜多方市は3日、市議会全員協議会で、JR東日本が磐越西線会津若松―喜多方間の非電力化を計画していると説明した。市は非電力化で郡山―喜多方間の直通電車が廃止され、会津若松駅から気動車への乗り換えが増えて利便性が低下するとして、JRなどに計画見直しを要望する方針。市によると、JRは来年度から架線や電柱、配電線などを順次、撤去していく計画。JRは、非電力化によって自然災害で架線が切れて運休するのを防止できるほか、修繕費用などの削減につながるとする。 ただ市は、気動車への乗り換えで郡山―喜多方間の所要時間が増え、通勤・通学や観光産業などに影響すると指摘。関係団体と要望活動を実施する方針だが、JR担当者は「直通電車が廃止されるとは限らない。喜多方市に丁寧に説明していきたい」としている。 JRによると、会津若松―喜多方間の昨年度の利用者は1日当たり約1500人。非電力化が実施された場合、JR仙台支社管