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ブックマーク / www.plateaus.com (12)

  • Economics, Technology & Media » ユーロつれづれ(その1):欧州の夢

    ブリュッセルの馬鹿でかいEUのBerlaymontビルディングの横に、少し小さいですがこれまたヘンテコな形のビルがあります。これは1971年から1995年までは欧州連合理事会(Consilium)が入って大欧州建設の司令塔となり、現在は欧州連盟拡大を指揮する部門などが入っている、その名も「シャルルマーニュ・ビル」です。 「名は体を表す」という言葉がありますが、これもまさしくそのままです。例えば日の役所の建物に「明治大帝館」とかいう名前をつけるようなセンスです。シャルルマーニュは、ご存知の通り西ローマ帝国再興の祖として西暦800年にローマ法王から戴冠したフランク国王です。 統一大欧州の建設ということでは、シャルルマーニュの帝国の崩壊後もモチーフは色々なところで浮かんでは消えています。ナポレオンと同じく欧州の武力制覇を目指したヒトラーも「欧州みたいに窮屈な場所で異なる法制や法の概念を長期にわ

  • Economics, Technology & Media » ファーバー博士のこと

    10/04/2009: ファーバー博士のこと 09/19/2009: 米国医療改革よもやま話1:米国の無保険者は(当は)何人なのか? 09/14/2009: したたかネタンヤフと米政権の「大人の関係」? 09/03/2009: 米国市場:(また)「正気」の兆し? 09/01/2009: 上海で大騒ぎ 08/31/2009: 民主党大勝とな・・・ 08/26/2009: 市場つれづれ:相変わらず元気 08/12/2009: 米国の雇用はそれほど改善していない・・・ 08/05/2009: クリントン御大の訪朝:今後の米朝交渉の幕開けか? 08/02/2009: 市場つれづれ:モメンタム主導で5週上昇 07/28/2009: 市場つれづれ:久しぶりに鼓笛隊が元気・・・ 07/20/2009: 「人間をう軍事ロボット」で大騒ぎ 07/16/2009: 米国市場:S&Pが下落トレンドをブレーク

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    pal-9999 2010/05/09
    今更だけど、ファーバー博士はほんとバブル当てがうまいわ
  • Economics, Technology & Media » クルーグマン先生「リフレ策をなぜ米国に求めないか・・・」

    石町さんのところで、クルーグマン先生が「日に求めたリフレ策をなぜ米国に求めないのかと言えば…」ということで、クルーグマン先生の「It’s the stupidity economy」の紹介をされていたので、これについて少し個人的に雑感的に思っていたことをちょっと。 私は個人的には、クルーグマン先生はもともとそれほどマジにはリフレ策の実施可能性を信じていなかったと思っています。それよりも学者としての思考実験として言わずにはいられなかったのではないでしょうか(他所の国のことで気楽でもありますし)。欧米、特に米国の学者の場合、南米やアジアなどの国はこの手の「極端な」提言の舞台になることが良くあります。日などは規模も大きいし、大人しいですから格好の場かもしれません。国での面倒な政治的論争に巻き込まれることもないですし。 例えば、日のバブルに関しても、バーナンキ先生は1999年の論文(Be

    pal-9999
    pal-9999 2009/11/15
    そんなもんなのか。
  • Economics, Technology & Media » 市場つれづれ:ダウ7,552

    自動車メーカーの救済をめぐって、米議会は1カ月半前のTARP騒動の出来の悪いリメークのような様相を呈していますが、その中でその中でダウは7,552、S&P500にいたってはとうとう1997年4月(!)以来の安値となりました。(大体、まだ火がくすぶっている金融機関が山ほどある時に、自動車どころではないような気もしますが) 現政権は自動車メーカー救済にはもともと乗り気ではないですし、任期も残り数十日ということで大したことはできませんから高見の見物モードです。その中でペロシ下院議長やらリード上院院内総務が景気刺激策や自動車業界救済で議会を掻き回すたびに市場が混乱するというのがここ2週間くらいのパターンになっていましたが、リーダーシップ不在も来るところまで来たという感じがします。 通常は大統領選の結果が確定すると不確定要因が1つ減るので、就任式までの期間は市場は結構安定する場合が多いのですが(ブッ

    pal-9999
    pal-9999 2008/11/21
    ペロシとリードをなんとかしろ、か。いやホントなんとかしてほしい。というかシティまじでどうするの。金たりないよ。
  • Economics, Technology & Media » GM沈没寸前:101周年は遠い・・・

    とうとう「目標株価ゼロ」という証券屋さんのレポートまで出たGMですが、このままでは来年の早い時点にキャッシュがショートしそうで、民主党の方々は救援を訴えているようです。GMの屋台骨が揺らいでいる原因は、米国経済の状況ももちろんあるのですが、基的には労組と製品戦略の2つに尽きます。製品に関しては、最近は努力の跡が伺われますが、いかんせんGMが望むほどアグレッシブにモデルチェンジを進めるだけのだけの資金は残されていません。 労組に関して言えば、GMの工場労働者の時間当たり賃金は数カ月前の時点で80ドル前後と、なんと米トヨタの50ドル前後の6割増しです。もちろん、これは強力な労組の「おかげ」で、少し前までは組み立てとは関係のない例えば清掃関連の仕事であっても、低賃金の労働者を雇用するのは不可能でした。数カ月前の労組との「画期的な」合意で、清掃などの非中核業務には時間当たり賃金が25ドル程度の「

  • Economics, Technology & Media » マケイン「コックスはクビだ」

    数日前にマケイン大統領候補が「ワシが大統領だったらコックス(SEC委員長)はクビだ」とか言って少し話題になっていました。 マケインおじいさんの挙げている理由はそれほど感心できるものではないのですが、最近の空売り禁止のドタバタなどを別にしても、コックスの下でのSECが今回の大惨事の一因を作ったことは否めません。 2003年までは、基的に全米のすべてのブローカー・ディーラーのレバレッジ(debt to net capital)はExchange Act Rule 15c3-1(net capital rule)により、12対1が上限とされていました。それに加えて、資の計算では、資産の価額に相当なヘアカット(割引)が適用されていました。Net capital ruleは1975年の導入ですから、30年近く大した綻びもなく機能していたことになります。 SECは2004年にいわゆるConsoli

    pal-9999
    pal-9999 2008/09/26
    コックスは、今後、今回の危機を総括した本がでたら戦犯扱いされてメタメタにされるよね。S&Lの時のチャールズ・プラットに相当する。完全な政府の乱心。
  • Economics, Technology & Media » ポールソン登場

    フレディとファニーでポールソン長官はとうとう「バズーカ砲」をぶっぱなしましたが、今月はまさにポールソン長官の月でした(ってまだ9月終わってないですが。いやー長いですねぇ・・・・)。長官は着任以来、一生懸命に動いていたのは分かるのですが、(ベアーの時でさえ)財務長官というよりはどちらかというと「ソリューション・ブローカー」という感じの動き方で、当に自らロケット砲をかついでぶっぱなすことは無いと思っていた人も結構いたと思います。 実際、財務省は少し以前からフレディとファニーに対する資注入に関する気球(というか警告)を盛んに上げていましたが、8月の終盤にはファニーとフレディの株価がやや反発するなど、この時期に至っても「結局200-300億ドル程度を両社に追い貸しして次政権に問題先送り」と見た向きもいたようです。なめられたもんです。仕方ないですが。 ブッシュ政権のフレディーとファニーに対する敵

  • Economics, Technology & Media » メリル:本当のゴロ○キは誰か・・・???

    最近はSECのコックス御大は、金融市場の混乱で大儲けしたヘッジファンドの連中を締め上げようと、ネイキッド・ショートを規制したり、「不正に流されたウワサ」のネット上での痕跡を追い求めたり、50ものヘッジファンドに召喚状を連発したり大変お忙しいようです。しかし今週のメリルリンチの増資やら、「スーパーシニアABS CDO」の「売却」の顛末を見ていると、締め上げるべきゴロ○キは別のところにいるような気がするんですが・・・ まず、メリルが追加増資とCDOの売却を発表したのは7月28日で、7月17日の業績発表から10日ちょっとあとです。業績発表時点では赤字のハナシはありましたが、10日後の巨額な増資やら、「スーパーシニアABS CDO」の「売却」やらのハナシは全くなかったどころか、CEOのタイン御大は「現時点で弊社は資の面では極めて良好な位置にあると確信している」なんぞとおっしゃってました。(その1

  • Economics, Technology & Media » ポールソン、と言ってもPaulson & Co.ですが・・・

  • Economics, Technology & Media » 血まみれ第1四半期:いろんな人達

    第1四半期は大嵐になりましたが、金融、投資業界では嵐を生き残った人、沈没した人、相変わらずエゲツナイ人など、実力と運がシビアに試された期間でした。ここ3カ月は地獄のように忙しかったのであまり書けませんでしたが、最近数カ月でちょっと興味を引かれた(名経営者と言われていた/まだ言われている)人達のおハナシを一発。 1. やっぱりエグイで賞:ウォーレン・バフェットさん(バークシャー・ハザウェイ) 人の弱みに付け込んで「お前達の一番おいしい商売を買ってやるから、心安らかにお陀仏しろ」というのはフツー「救済」とは言わないもんですが、売ってくれないとなると、今度は自ら乗り込んで弱体化した連中の商売の奪取に動くあたり、年をとっても強烈にシビアなお方です。外が嵐だろうが、宇宙戦争だろうが、バークシャーの株を持ってる人は毎晩ぐっすり眠れることでしょう。 2. 明暗を分けたで賞:リチャード・コバセビッチさん(

    pal-9999
    pal-9999 2008/03/30
    おもしろ
  • Economics, Technology & Media » 米国予備選:民主党に流れるウォール街のお金:金欠マケイン

    相変わらず地獄の忙しさで、おまけに予備選のチェックなどしてると何も書くヒマがないのですが、前回に続いて予備選に関してちょっと。今回の予備選は、史上まれに見る額を各候補が集めて使いまくっていますが、お金では相変わらずパッとしないのがマケインお爺さんです。で、米国の金融界の連中の寄付がどうなっているかをさっとチェックしてみました(出所はCenter for Responsive Politics)。 もともとウォール街の連中は共和党支持が強いのですが、今回の共和党候補は金融界に割と(かなり)冷淡なマケインということで、寄付にもそれがストレートに出ています。今のところヒラリー・クリントンとバラク・オバマの民主党両候補が証券/投資業界の連中から仲良くそれぞれ約600万ドルずつもらっているようですが、それに対してマケインは250万ドル程度とウォール街の冷たさが表れています。 世論調査では、民主党両候

  • Economics, Technology & Media » シティ(+アルファ)のスーパーファンド

    先週はシティ、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガンの米銀3行による「サブプライム対策基金」の設立合意が話題になっていました。 まぁ、これは正確には「サブプライム対策」とゆーよりはSIV対策なわけで、SIV対策というとどうも「シティ救済」という感じが濃いような気がするのですが。自社傘下のSIVの飛び火(というか自業自得なんですが)を避けたいシティと、サブプライムによる動揺に何か手を打ちたいポールソンのお互いに全然違う思惑がどっかでくっついちゃった感じじゃないでしょうか。 SIVは、特別目的会社(SPC)みたいなもんで、一部投資家にうまい話をして出させたエクイティを種に、これまたうまい話でCPなどを発行しまくってお金を借りまくって、そのお金を金融会社の債券やらモーゲージ証券につぎこむという商売ですが、要するに人から出資させたお金をベースに借金して、別の人の借金に投資するという大掛かりなサヤ取り

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