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2015年5月14日のブックマーク (5件)

  • "風が呼んでる、いつか聴いたあの声が"『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 - 私設刑務所CHATEAU D'IF

    アカデミー作品賞受賞! かつてスーパーヒーロー「バードマン」役で一世を風靡したリーガン・トムソンだが、20年経った今となってはすっかり落ち目。大ファンだったレイモンド・カーヴァーの小説『愛について語る時に我々の語ること』を舞台劇化し、ブロードウェイでカムバックしようとするが、脇役に注目を奪われてうまくいかない。おまけに、別れたとの間の娘とも溝が深まり……。 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の最新作。今年のアカデミー賞絡みはどれも面白いな〜と思ってたが、この監督の映画で唯一見た『バベル』が死ぬほどつまらなかったので、作品賞のこれはもしかしてダメなんではないかと心配しておった。ブラピとケイト・ブランシェットの嘘くさい夫婦喧嘩とか寒かったなあ。いかにも意味ありげだが話の前提条件が間違ってるので中身がスッカスカになり、構成ばかりが先走った駄作という印象であった。さて今作はと言いますと…

    "風が呼んでる、いつか聴いたあの声が"『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 - 私設刑務所CHATEAU D'IF
  • バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    かつてヒーロー映画『バードマン』で一世を風靡(ふうび)した俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、落ちぶれた今、自分が脚色を手掛けた舞台「愛について語るときに我々の語ること」に再起を懸けていた。しかし、降板した俳優の代役としてやって来たマイク・シャイナー(エドワード・ノートン)の才能がリーガンを追い込む。さらに娘サム(エマ・ストーン)との不仲に苦しみ、リーガンは舞台の役柄に自分自身を投影し始め……。 参考リンク(1):バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 2015年9作目の映画館での鑑賞。 週末のレイトショーで観賞。 観客は15人くらいで、年齢層やや高めでした。 オッサン、それ幻聴だよ…… 『バベル』の監督と聞いて、すごく悪い予感がしたんですよね。 いや、内容以前に、あの「手持ちカメラのずっと微妙に揺れている映像」が、乗り物酔い、3D酔いしやすい僕にはすごくキツかった

    バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 『バードマン 無知がもたらす予期せぬ奇跡』 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    「どうしてこんなドツボにはまっちまったんだ?」 主人公リーガン・トムソンが白いブリーフ一丁で座禅を組んで宙に浮いている。……あ、宙に浮いてる理由は後で。 場所はどこかの楽屋。トムソンはかつてハリウッド超大作『バードマン』の主演スターだったが、その後は鳴かず飛ばず。子にも逃げられた。それが60歳をすぎた今、自ら製作・演出・主演するブロードウェイの舞台劇に再起を賭けている。 トムソンを演じるは、かつてアメコミのスーパーヒーロー、バードマンを映画で演じたスターだったが、その後、鳴かず飛ばずのまま60歳を越えた。演じるのはマイケル・キートン。彼自身も、ティム・バートン監督の『バットマン』(89年)で主人公ブルース・ウェインを演じた。 『バードマン』の監督はアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ。彼の映画はいつも暗い。『アモーレス・ペロス』では都市の最下層で貧しさにあえぐ若者が金のために愛犬を闘犬

    『バードマン 無知がもたらす予期せぬ奇跡』 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
  • オレはこう観た! 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

  • 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は二兎を追う

    映画・洋画を問わず、ネタバレ・あらすじを交えて感想(レビュー、 批評、 解説…?)を語りながら、映画の魅力を再発見していきましょう。ラストを明かすことも。 グッとくる題名だ。 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。原題は"Birdman: Or (The Unexpected Virtue of Ignorance)"。 映画監督に限らない。創作に携わる人は誰もが「予期せぬ奇跡」を目指していよう。それをもたらすのが無知であることに気づいている人も多い。しかし、それはなかなか手に入らない。だからこそ奇跡なのだ。 そんな創作にまつわる葛藤を見事に描写したのがこの映画だ。 映画と演劇はまったく異なるものだが、敢えて比べるなら私は演劇の方がより魅力的に感じる。 役者と観客が空間を共有できる演劇は格別だ。笑い声や拍手で観客の想いを伝えられるし、スタンディングオベーションで満足感

    『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は二兎を追う