1976年 当時、12才だった僕の脳裏に焼き付いて離れない音楽との出逢いがありました。 Bostonというアメリカのロックグループのこの曲は、アポロ世代の僕にとって無限に広がる宇宙へ向けて魂を解き放つ推進力を秘めていたので、この音楽との出逢いが、音楽によって現実逃避をはかる術を覚えたといっても過言ではありません。 邦題は「幻想飛行」でしたから、まさに現実離れした音楽に違いないのですが(笑) でもこのグループ というかBostonといったプロジェクトそのものが、実はトム・ショルツ一人によってスタートしているところが恐れ入る。 作詞・作曲から、演奏、マスタリング作業までこなしてしまう彼は、やっぱりただのインテリでは留まらない天才だったのでしょう。 今でこそ、編集にごく当たり前に使われているコンピュータ技術も、当時は無かったわけで それにも関わらず、あれだけのアルバムを作り上げることが出来たのは