社内ポータルや業務用Webアプリケーションの運用中にトラブルが発生した場合、まずはシステム管理者がトラブル原因の切り分けを担当することが多いだろう。切り分けとは、原因がWebサイト側にあるのか、それともクライアントPCのWebブラウザ側にあるのか、といった作業を指す。不具合がWebサイトの設計に由来するなら、切り分け後の作業はWeb開発担当かWebデザイナに引き継げるが、それまでは、管理下にあるクライアントPCが絡む以上、システム管理者が担当しなければならないだろう。 このとき役立つのが、本来はWeb開発者やWebデザイナが開発時に利用するWebページの解析ツールだ。これはクライアント側で動作するソフトウェア・ツールで、WebページのHTMLやスタイル、スクリプトなどの挙動や表示を細かく確認できる。ただ、従来の解析ツールはFirefoxなどIE以外のWebブラウザのアドオンとして提供されて