総務省は2012年4月26日、無線LANビジネス研究会の第3回会合を開催した。今回は、NTT東日本、イー・アクセス、シスコ、FREESPOT協議会(バッファロー)、浦安市の5団体がプレゼンを実施した。中でも興味深いプレゼンを行ったのがシスコとFREESPOT協議会(バッファロー)だ。 まずシスコは、世界的に無線LANサービスが「インターネットサービスからエリアの魅力を伝えるサービスに変わりつつある」と指摘し、世界の事例や技術的な動きを紹介した。 事例としては米マクドナルドやニューヨーク市などの無線LANの取り組みを紹介。米マクドナルドでは、来店者向けと業務用の無線LANサービスを統合して活用し、前者は2.4GHz帯、後者は干渉などの影響を受けにくい5GHz帯で使い分けているという。 技術面の動きは、携帯電話のSIMを用いて世界中でシームレスに公衆無線LANをローミングできるようにする「Ne