ロシアのコンピュータセキュリティ会社Kaspersky Labが開発中のAPT対策ソリューションのテスト中に、自社ネットワーク内へ不正侵入しているマルウェアを検知したそうだ(Kaspersky、Kaspersky Blog、GIGAZINE)。 発見されたマルウェアは2011年に発見された「Duqu」と共通点があり、「Duqu 2.0」と名付けられた。この攻撃は周到な計画の上に遂行されたものであり、背後にいずれかの国家が関与している可能性があるという。 セキュリティ会社がAPT攻撃を受けて社内に不正侵入されていたという、対応を間違えば致命的な案件ながら、これを逆手にとりAPT技術の高さを自画自賛したり、防御技術の改良への活用をアピールするあたりに日本人にない商魂たくましさを感じる。