乳児の新型コロナウイルスへの感染報告が、国内で相次いでいる。3月30日から4月1日にかけて、福岡県や山梨県で0歳女児が感染。山梨の女児は一時、心肺停止状態になり、蘇生したが重症だという。アメリカでは生後まもない男児が死亡するケースも出ているほか、中国の研究者が「低年齢の小児に重症の割合が多い」とするレポートを発表している。乳幼児への感染に十分な注意が必要だ。 山梨県は4月1日、県内に住む0歳の女児が新型コロナに感染したと発表した。3月31日に一時、心肺停止状態となり、山梨大学附属病院に緊急搬送され、PCR検査で陽性が確認された。朝日新聞デジタルによると女児は蘇生はしたが重症で、集中治療室で治療を受けている。附属病院の見解では、心肺停止になった原因は不明だが、肺炎の症状が軽いことから、感染との関連は低いとみているという。