【縁(1)】 「袖振り合うも多生の縁」ということわざがあります。 電車やバスで、たまたま隣に座った見ず知らずの人と 袖や肩が触れ合ったりすることがあります。 偶然に、そうなったと思われるでしょうが、決して偶然ではなく その人と過去世から何らかの縁があったからですよ、 という意味です。 「多生」ですから過去世、 何度も生まれ変わり死に変わりしてきた魂の歴史の中で、 何度も会っては別れ、別れては会った、深い関係のあった、 因縁のあった人なんだよ、 そんな人だからこそ、今生で袖振り合うことがおきたのだよ、 というのが『袖振り合うも多生の縁』です。 袖振り合うだけでも、それだけのご縁があったことを思うと、 好きになり、好かれることになり、 お互い支えあったり、いがみ合ったりしながら、 人生の苦楽を共にすることになった夫婦というのは これはもう、、、よっぽどご縁の深い人なのです。 「夫婦は過去世、仇