ビッグデータの活用支援を目的に、IT各社で専任組織の立ち上げが相次いでいる。NECはこの2月、全社横断的に人材を集め、50人の戦略プロジェクトを発足。伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は昨年12月に、15人からなる推進部門を設置した(表)。 これまでも、データ活用を推進する専任組織を置くITベンダーはあった。最近になって動きが活発化してきたのは、ビッグデータに関心が集まってきたからだ。分析支援ツールや高速処理製品も充実してきた。一方で、顧客にとって価値のあるデータ活用法を提案できる人材が不足していることが、課題として浮かび上がってきた。 IT各社が育成を急ぐのが、「データサイエンティスト」と呼ばれる人材だ。顧客が抱える多種多様で膨大なデータを分析し、ビジネスに有益な知見を導き出す。分析手法や統計ツールを駆使できるとともに、顧客の事業領域に通じていることが求められる。 NTTデータは2月
![IT各社がビッグデータ専任部隊](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)