そして、まず前回の訂正をさせていただきたい。初出時にはタイトルにも本文中にも「成長ホルモン」と記載していたが、「肥育ホルモン」に改めさせていただいた。 つい、筆者の周りで日常的に使用する「成長ホルモン」という呼称をそのまま使用してしまった。コメント欄やツイートなどで「成長ホルモンは熱で不活性化するし、タンパク質だから消化吸収のプロセスで失活するはずだ」というコメントが多かった。確かに物質としての成長ホルモンはそうだ。しかし今回のテーマである成長(肥育)促進を目的としたホルモンはステロイドホルモンであり、熱に強く分解しにくい。 つまり「成長促進を目的とした肥育ホルモン剤」と書くべきところを「成長ホルモン」と書いてしまったことは誤記である。お詫びと共にここに訂正します。肥育ホルモンの詳細は、内閣府の「食品安全委員会のウェブサイト」に掲載されているファクトシートをご覧いただきたい。 前回記事で、