文 太田明日香 編集者・ライターとして働く太田明日香さん。仕事を介して家族や故郷と関わることで「遅れて来た反抗期」が終わったようだと語る太田さんに、「嫌いだった」と語る地元や家族のこと、今思うことについて寄稿いただきました。 *** 反抗期はいつですか? 反抗期というと小学校高学年から高校生くらいまでに来るというイメージがあるが、皆さんはどうだろうか。 わたしにはちゃんとした反抗期がなくて、その代わりに、いきなり30歳を過ぎた頃に反抗期がやって来た。 2018年1月に出した『愛と家事』という本の「遅れて来た反抗期」という文章でも詳しく書いたが、私は小学6年生のとき、入院したことがある。この時期反抗期の入り口にさしかかっていたのが、心配し、看病する親や家族の姿を見て、「こんなにしてもらってどうやって恩を返したらいいのか分からない」というような気持ちの方が先に立った。本当だったら思春期という自
![遅れて来た反抗期を終えて感じた「ほんとうの自立」 - はたらく女性の深呼吸マガジン「りっすん」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2cbf5325a87d7c11ed30d7cee0a204ca85fd86e3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fb%2Fblog-media%2F20181113%2F20181113105908.jpg)