太田述正コラム#1667(2007.2.21) <ポルノと強姦(その2)>(2007.3.23公開) 3 ポルノ普及説が「普及」しない理由 このようなポルノ普及説が米国で「普及」しないのはなぜなのでしょうか。 アングロサクソン諸国共通のビクトリア時代的性意識が邪魔をしている、というのが私の考えです。 実は、強姦率の高い順に世界の国や地域名を書き出してみると、次のようになります。 南アフリカ、セイシェル諸島、豪州、モンセラット、カナダ、ジャマイカ、ジンバブエ、ドミニカ、米国、アイスランド、パプアニューギニア、ニュージーランド、英国( 1998??2000年のデータ( http://www.nationmaster.com/graph/cri_rap_percap-crime-rapes-per-capita)。 このうち、南アフリカ・セイシェル諸島(Seychelles。1814年に仏領から
太田述正コラム#1666(2007.2.20) <ポルノと強姦(その1)>(2007.3.20公開) 1 継続的かつ大幅に減少した米国での強姦 タイトルを見て仰天した読者もおられるかと思いますが、至って真面目なコラムですのでご安心を。 昨年6月18日付のワシントンポスト電子版は、1970年代に比べて、米国における強姦件数が85%も減ったと報じました。すなわち、米司法省の12歳以上の人々を対象とする社会調査に基づく推計によれば、1000人当たりの強姦発生率は1979年には2.8件であったのに、2004年には0.4件まで減ったというのです。 強姦の非申告率が増えたわけではありません。 同じく米司法省の推計によれば、1996年には非申告率が69%であったところ、現在は61%まで減っているからです。 ところが、この記事は、強姦のこのような劇的な減少がどうして起こったかについては、ほとんど触れていま
システムアナウンス アクセス頂き、ありがとうございます。 「配偶者からの暴力被害者支援情報」は、ホームページのリニューアルに伴い、URLが変更されました。 ご迷惑おかけし、誠に申し訳ございません。 お手数ではございますが、ブックマーク等を設定されている場合は、移転先のページへの変更をお願いいたします。 新しいページへの移動は、下記をクリックしてください。
2007年4月16日というと、もう4年近く前になる。米国バージニア工科大学で23歳の在米韓国人大学生・趙承熙がインターネットで購入した銃で乱射事件を起こした。学生と教職員32人は射殺された。なぜこのような事件が起こったのか。日本では銃社会の米国が悪いのだという論調で終わった。銃がなければ銃乱射事件は起こらない。それはそう。 米国では、共和党のジュリアーニ前ニューヨーク市長を例外とすれば、普通そうは考えられていない。彼ですら、為政者の体験から治安について言及しているのであって、銃保有の権利は認めることを強調している。共和党員だからということではない。護憲主義なのである。 民主党の当時上院議員だったヒラリー・クリントン氏も、かつては銃規制を主張していたが、この事件では銃規制の問題とはせず、警察官増員や若者への雇用を与える経済活性化を論じた。同じく民主党の上院議員だったバラク・オバマ氏も銃密売を
動画投稿サイトで中継を行う自称「小6」の女児。画面右側には、視聴者からの卑わいなコメントも並ぶ(画像を一部加工しています) 昨年12月中旬、全裸で踊る女性の姿がインターネット上で“生中継”され、物議を醸した。リアルタイムで不特定多数に映像配信できる手軽さから人気を博す動画投稿サイトだが、中にはアクセス数を稼ぐために水着姿で登場したり、視聴者にあおられて“公開ストリップ”状態となったりするなど、過激化する投稿者も。10代とみられる女性もいるため、専門家は「児童ポルノの温床となる可能性もある」と警鐘を鳴らしている。(滝口亜希)局部を隠して、全裸でダンス 「見える! 見える!」 BGMに合わせて踊る女性。一糸まとわぬ姿で叫びながら、体を激しく左右に動かしている。 話題となった動画が流されたのは、動画投稿サイト「ニコニコ動画」が提供する中継サービス「ニコニコ生放送」だ。女性は手に持ったポーチのよう
マグショットに満面の笑み。全米が震えた戦慄のアリゾナ銃乱射犯ロフナーの奇行のまとめ(動画あり)2011.01.11 15:00 satomi 警察のカメラにスマイル全開ですからね...。 先週の土曜日、アリゾナ州トゥーソン市内のガブリエル・ギフォーズ下院議員(40)の集会で銃を発砲し死亡6名、負傷者14名を出したジャレッド・ロフナー容疑者(22)が、今日(月曜)、ツンツルテンの丸坊主頭で初めて法廷に姿を現し、マグショット(犯罪者の顔写真撮影)で見せたこの笑顔が全米を二度氷りつかせました。 凶行に及んだ動機が連日取りざたされてますが、現時点で分かった人物像を箇条書きにしておきましょう。 1)大学を停学になっていた ロフナー容疑者はマウンテンビュー高校卒。Northwest AztecミドルカレッジとPimaコミュニティカレッジに通学したが、後者では授業中に奇行が目立ち、11月に停学処分となっ
8日にアリゾナで起きた乱射事件は、益々政治的な意味合いを持ちながら連日トップニュースとして報じられています。まず、頭部に銃創を負ったギフォーズ議員ですが、「問いかけに反応したり、自発呼吸も見られる」など現時点では一命を取りとめており、今後の回復にも希望が伝えられています。医師団の発表によれば「後頭部から侵入した銃弾が左脳エリア内を貫通した」ために脳幹の損傷がないことなど、多くの奇跡が重なっているのだそうです。この医師団もTVでは英雄になっていますし、また詳細な容態が発表されることで世論が狙撃犯と背後にある「過激な右派思想」への不快感を強めているように思います。 10日には犠牲者を追悼し、頭部を撃たれたギフォーズ議員以下の重傷者の回復を祈る黙祷が国家の行事として行われたのですが、ホワイトハウスの前庭にオバマ夫妻が静かに歩み出て、鐘の音とともに黙祷を主導した儀式が全国中継されると共に、全国では
さて、どこからお話したものだろう。 東京都の条例改正案は通ってしまった。あらゆる表現規制に反対を主張していた私にとって、これは敗北です。なにか総括を書かなければいけなかったのかもしれない。でも私にはこれで終わりとは思えませんでした。まだ「流通・販売の規制」が始まっただけのことです。一端決まった公的規制を排除することは難しいでしょうが、これ以上の公的表現規制を食い止めることはできるかもしれない。まだテンカウントが聞こえたわけではない。総括するには早すぎる。そういう思いから、何もまとめらしいことは書いてきませんでした。 が。 ツィッターでのこと なんのことやら、という方も多いと思うので、トゥギャッターのまとめを。 furukatsu氏が表現規制に対する報復として性暴力を用いることを示唆 - Togetter 事の経緯はこのid:usokiさんのまとめで十分でしょう。タイトルどうこう、という方も
それにしても、ショッキングな事件でした。アリゾナ州のツーソンで8日(土)、ブリエル・ギフォーズ下院議員(民主、アリゾナ8区選出)が狙撃されたのです。ギフォーズ議員は、ショッピングモールのスーパーの前で開いていた「街角議会報告」というミニ集会の途中を狙われ、頭部を貫通する銃創を負いました。狙撃犯は、ジャレッド・ロフナーという22歳の男で、政治家を「仕留めた」興奮の延長なのかその場で乱射を続け6人の犠牲者が出ています。死者の中には、ギフォーズ議員のスタッフをはじめ、集会に参加していた連邦判事やその場に居合わせた9歳の少女も含まれるという惨劇となりました。 事件から1日半を経過した現時点では、まずギフォーズ議員の容態は医師団の必死の救命が奏功して「会話が可能」な状態だというのですが、依然として楽観は許されない状況です。また狙撃犯のロフナーは、当初は黙秘をしていたものの、FBIと地元保安官の連合捜
暴行を受けたために保護を求めて警察に電話すると、被疑者扱いをされた上に、DNAサンプルをとられそうになったという経験談がweb上で話題になっている。 「烏賀陽弘道さんが体験した警察の横暴」 http://togetter.com/li/82613 読んだ人の多くが驚き、憤っている。 警察は、「社会の秩序を守る」のが仕事であり、「個人ひとりひとりの生活を守る」ことはない。だが、「市民を守る」という言い方で、まるで警察が自分たちの見方であるような錯覚を起こしやすい。警察官の中には誠実で良い人もいるだろうが、集団としては暴力行為を容認される権力を持った人たちだと捉えたほうがいいだろう。警察・検察関係の取材を重ね、事情をよく知る烏賀陽さんでも、対応では苦労されている。 ブックマークコメントでは、「こういう場合、どうすればいいのか?」「相談窓口はないのか?」という声があがっているので、紹介しておく。
大阪府は24日、児童ポルノの規制の厳格化を含む府青少年健全育成条例の改正案をまとめた。先月の府青少年問題協議会答申を反映した内容で、水着や下着姿の18歳未満の子どもが過激なポーズを取る写真や映像などを、新たに「子どもの性的虐待の記録」ととらえた。製造、販売、単純所持しない努力義務とし、罰則規定は設けない。府民から意見を募り、来年2月議会に提案、7月の施行を目指す。 改正案では、児童ポルノについて、従来の「性欲を興奮させまたは刺激するもの」という、見る側からの概念ではなく、被写体である子どもたちにとって「虐待の記録」に当たるかどうか、新たな概念でとらえ直す。その上で、刑法の強制・準強制わいせつ罪にあたるものや、18歳未満の子どもに同意なく過激なポーズを強要して撮影した写真などを、規制の対象とする。また、15歳以下の子どもが登場するジュニアアイドル誌についても、内容によっては「(虐待の記録に)
数字として表に出てくるデータは限られているものの、現在世界で約1億1500万人の子どもが児童労働に従事していると推算されています。 アメリカ労働省が発表した最新のデータによると、児童労働者のうちわけは農業従事者が60%、サービス業が26%、製造業が7%とのことで、天然資源や農産物、工業製品など、採掘・生産や加工に児童労働が広く使われているとされる128品目について、国別に児童労働や成人の強制労働の有無をリスト化したもの(PDFファイル・6MB)が発表されているのですが、その中でも多くの生産国で児童労働が使われている13品目を紹介します。 詳細は以下から。13 Products Most Likely To Made By Child Or Forced Labor (PHOTOS) ここに挙げる13品目は「児童労働・強制労働が確認されている国数が多い」品目であって人数ベースではないのですが
2008年ドイツ映画 日本公開2009年 監督・脚本: デニス・ガンゼル 原題:Die Welle、英語題:The Wave ストーリー:自由な雰囲気で生徒に慕われるベンガー(ユルゲン・フォーゲル)は、校長の要請で独裁制の授業を担当することに。あまりやる気のない生徒に、「発言するときは挙手して立つ」など独裁制の実験を取り入れようと提案。しかし、ベンガーの予想を超え、独裁制に魅了された生徒たちは、学校外でも過激な活動をするようになり……。(シネマトゥデイより) ラストシーンには驚かされた。最初の10分間は冗長に感じられたが、全体としてはテンポよく進んでいったと思う。映画の舞台はドイツの高校だが、この映画の元になった事件はアメリカの高校で起こったことである。1967年にカリフォルニア州パロ・アルト市の公立高校(Ellwood Patterson Cubberley High School、エル
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く