発足から1年余りが経過した、市民記者によるニュースサイト「オーマイニュース」だが、内部で激しい議論が起きている。「なぜ市民記者は辞めてしまうのか」という長文記事が掲載され、サイトに掲載されている記事の4分の1が市民記者以外による投稿で、市民記者の「実働」は3%程度に過ぎないことを暴露したからだ。編集部側は「不正確」と反論したものの、市民記者という制度を運用することの難しさが浮き彫りになりつつある。 記事の4分の1が、プロライターによる「編集部発」 オーマイニュースは2007年8月28日、日本版創刊1周年を記念するシンポジウムを開き、その中で市民記者によるパネルディスカッション「1年目─私はこうして参加した!」も開かれ、市民記者としてのやりがいや、何故市民記者として活動しているかなどについて意見交換が行われた。これと同時期に、ある市民記者が「それでも私がオーマイニュースに期待する理由」という