【2017年10月16日 VSOLJニュース】 著者:前原裕之さん(国立天文台) この時期には夕方の南西の空に見えるさそり座の中に、爆発直後の新星が発見されました。新星を発見したのはハワイとチリでそれぞれ4台の口径14cmの望遠鏡とCCDカメラを使って超新星のサーベイを行っているAll-Sky Automated Survey for Supernovae(ASAS-SN)のグループです。 ASAS-SNのグループは、チリにある望遠鏡で10月14.01日(世界時、以下同)に撮影された画像から14.0等の新天体(ASASSN-17nj)を発見しました。この天体の位置には前日の13.10日の画像には17.4等よりも明るい天体が見られないことから、この天体は13~14日のわずか1日の間に急激に明るくなったと考えられます。発見された天体の位置は以下のとおりです。 赤経 17h30m34.18s 赤
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