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  • 『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編] 叛逆の物語』(新房昭之、宮本幸裕) - Devil's Own

    "Puella Magi Madoka Magica the Movie Part3:Rebellion"2013/JP 悲壮すぎるストーリーと深いテーマ性で一躍ムーブメントを巻き起こしたシャフトの傑作アニメの劇場版第3作。話題作なので段階的にネタバレしていきます。テレビシリーズの総集編だった前2部作を経て、今回は完全新作の続編です。一応、前2部作の感想を貼っておきます。 『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』(新房昭之、宮幸裕) - Devil’s Own −残骸Calling2− というわけで初日にいそいそと見てまいりました。結論からいうとすごく面白かった。1分1秒に多くの情報が詰め込まれ、「この先どうなるのか」と絶えず興味を持続させてくれました。強いていえば中盤の会話劇が少ししつこいかなと思った程度で、基的にはずっと引き込まれて見ることができた。少なくともスッキリした終わり方ではない

    『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編] 叛逆の物語』(新房昭之、宮本幸裕) - Devil's Own
  • 文章を「書ける人」と「書けない人」のちがい - デマこい!

    文章を書くという仕事は、ゼロを1にする作業だと思われがちだ。 小説や脚ゲームシナリオなどの創造的な文章ならばなおさらだ。しかし実際には、文章を書くというのは100を1にする作業だ。文章を書けるかどうかは、このことに気づけるかどうかだと思う。作家にせよ、ジャーナリストにせよ、それこそアルファブロガーに至るまで、きちんとした文章を書ける人はみんなこのことに気づいている。 狼と香辛料 (電撃文庫) 作者: 支倉凍砂,文倉十出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/02メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 471回この商品を含むブログ (745件) を見る 『狼と香辛料』を書くにあたり、著者の支倉凍砂はかなりの量の文献を読み込んでいたらしい。ライトノベルは、青少年向けの「軽い小説」と見なされることが多い。しかし、そのライトノベルでさえ、メガヒットの裏側にはきちんとした情報収

    文章を「書ける人」と「書けない人」のちがい - デマこい!
  • 『まどか』叛逆の物語 感想 - さめたパスタとぬるいコーラ

    観てきました。面白かったですねー! 僕が行ってきた新宿バルトナインではメインキャストのサイン入りポスターが展示されてました。 過去何度か書いてると思いますが、僕は熱心な『まどか』ファンではありません。同時期に放送されていた『フラクタル』や『放浪息子』、『スタドラ』なんかの方がずっと思い入れもある。しかし『まどか』が超面白い作品であることは明らかだし、超面白い作品を観ないわけにいかないのは自然の摂理。なのでバルトナインの0時上映会に行って……くるつもりでしたが、気がついたらその回のチケットは既に売り切れていて、仕方なく午前4時40分の回を観てきました。午前4時って……。帰ってきたら精魂尽き果ててたので、その日放送された『キルラキル』も観ずにそのまま寝たよ! 上映開始前はロビーで0時の最速上映に入退場するお客さんを眺めたり、近くのお店で時間を潰したり。 それにしても最速上映前後、付近のマクドナ

    『まどか』叛逆の物語 感想 - さめたパスタとぬるいコーラ
  • 「リターナー」を再評価せよ!『安堂ロイド』第一話 - シン・くりごはんが嫌い

    『安堂ロイド』の第一話を観た。 その人を喰ったようなタイトル。さらに演技がいつも一緒と評判のキムタク主演でSFをやるということで、放送される前から散々叩かれていたが、正直かなり楽しんで観た。 まず木村拓哉が「いつものキムタク」じゃないのがとても良い。 どの程度制作に関わってるのかはうかがい知れないが、主人公のキャラクターが「コンセプト・設定協力」としてクレジットされている庵野秀明にそっくりである。いや、正確にいうならば庵野秀明をモデルにした安野モヨコの『監督不行届』に出てくるカントクくんということになるのだろうが、あの天化のキムタクが他人とコミニュケーションをはかれない偏屈なオタクを堂々と演じており、さらにウルトラマンのポーズまで決めるしまつで、後に出てくることになるアンドロイドとの差別化をはかるためかもしれないが、その時点で「いつものキムタク作品ではない」と所信表明をする。 いろんな人が

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  • 汝はヒーローなりや?/『ガッチャマンクラウズ』の宿題 - デマこい!

    物語における「ヒーロー」は、時代や世相に応じて変化を続けてきた。『ガッチャマンクラウズ』に描かれたヒーロー像を、今回は2つの軸から考えてみたい。 1つは「ヒーローが戦うのは社会秩序を守るためか、それとも壊すためか」だ。前者であれば敵は犯罪者──既存の社会では対応できないほどの巨悪──になるし、後者であれば暴君や独裁・圧政が敵に選ばれやすい。 もう1つの軸は「ヒーローは選ばれし者か、それともみんなか」だ。伝統的な英雄物語では、英雄1人に正義を背負わせるシステムになっている。しかし、このシステムには疑いの目が向けられ続けてきた。 GATCHAMAN CROWDS Blu-ray BOX 出版社/メーカー: バップ発売日: 2014/01/22メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (34件) を見る 一言でいえば『ガッチャマンクラウズ』は、社会秩序を守るタイプのヒーローが、秩序の破壊と

    汝はヒーローなりや?/『ガッチャマンクラウズ』の宿題 - デマこい!
  • 幻の映画『カリフォルニア・ドールズ』を観た - シン・くりごはんが嫌い

    今こうやって思い出しただけで涙腺がゆるみ、胸がじんと熱くなる。ひょっとすると映画史上最も、観客ひとりあたまから大量の涙を搾りとった作品がこれかもしれない。西海岸を舞台にした大らかなスポーツ活劇がどうしてこのようなウェットな感受性に訴えかけてくるのか全然わからないのだが、80年代初頭、アルドリッチという才能はもはや男性アクションとかアメリカ映画とかいった範疇を遥かに越えたところに存在していたのだろう――――――――黒沢清(映画監督) 黒沢清をして「なぜここまでこの作品で感動してしまうのか理由がわからん」と言わしめた幻の映画『カリフォルニア・ドールズ』を観た。 ぼくに言わせれば「なぜ黒沢清がここまでこの映画に感動したのかがわからん」という感じなのだが*1、この作品。実は音楽の権利関係によりDVD化がされておらず、いまやVHSが渋谷のTSUTAYAにしか置いてないとかなんとか言われている幻の作品

    幻の映画『カリフォルニア・ドールズ』を観た - シン・くりごはんが嫌い
  • 学園版神々の黄昏 クロニクル - The Spirit in the Bottle

    海外で話題になった映画でしかし中々日公開されず、輸入版などで先に見た人から絶賛を受けている作品、というのがたまにある。今回の作品もそういった類で昨年のうちからツイッターなどで話題になっていた。そういう作品は大概低予算作品だったりして(メジャーの大規模作品だとすぐに日公開の予定も立つものだ)、その発想の非凡さが評価されたりしているのだが、その話題作が2週間首都圏限定公開、という形で劇場公開されたので観て来たのだった(結局、全国公開されるようです)。超能力に目覚めた高校生たちの日常から非日常への変化を記録したPOV(ポイント・オブ・ビュー)方式の映画「クロニクル」を観賞。 物語 冴えない高校生アンドリューは自分の生活の全てを記録することを決意した。アンドリューに友達はおらず、唯一相手をしてくれるのは従兄弟のマットだけ。ある日マットに誘われたパーティーでしかし居場所がなく持て余したアンドリュ

    学園版神々の黄昏 クロニクル - The Spirit in the Bottle
  • 悪魔と魔女が来たりてヘヴィメタる ロード・オブ・セイラム - The Spirit in the Bottle

    多分僕が今年劇場で観た映画からキーワードを抽出すると一番多くの作品に共通する要素として「魔女」という単語が浮かび上がるのではないかと思う。単純にオカルトホラー系の作品のみならず「オズ はじまりの戦い」はもちろん「シュガー・ラッシュ」あたりにもその要素も見受けられるだろう。魔女と一口に言っても犠牲者と加害者あるいはその両方であったりするのだが、多くはヨーローッパにキリスト教が普及する前から伝わる民間療法を使う女性をキリスト教の観点から見て魔女と呼んだのが始まりではないだろうか。15世紀から17世紀にかけて欧米では「魔女狩り(魔女裁判)」の名のもとに多くの女性(男性の場合がある)が犠牲になった。魔女とされた人々の実際のところは様々(単に隣人とのトラブルから訴えれた人もいれば政治的に地元の権力者とそりが合わなかったから、という人もいただろう。実際に悪魔崇拝していたり魔術を使っていた、などという人

    悪魔と魔女が来たりてヘヴィメタる ロード・オブ・セイラム - The Spirit in the Bottle
  • 『クロニクル』 - 空中キャンプ

    学園映画、ティーンエイジャーの日常を描いた映画は数あれど、『クロニクル』がこれほどに抜きん出て成功しているのは、「超能力を使えるようになった高校生」という非現実的なテーマを用いることによって、現実の思春期とはまさにこのようなものだ、というリアリティと普遍性を獲得している点にある。いっけんありそうもない「超能力」というモチーフを選択しなければ、思春期の少年たちの心理がここまで鮮やかに描写されることはなかったのではないか。 全編とおして、どの場面にもフレッシュなアイデアが詰め込まれている。わけても、3人の高校生が少しずつ超能力を発展させ、そのパワーを増大させていく過程を描いた前半は当にすばらしく、誰もがおもわず見とれてしまうほかない。きわめてタイトな尺にもかかわらず(この作品の上映時間は83分しかないのだ)、彼らが段階を経て能力を伸ばしていく序盤のシークエンスにはじゅうぶんな時間をかけている

    『クロニクル』 - 空中キャンプ
  • [撮ってみた]『クロニクル』 - いずむうびい

    『クロニクル』感想。 待ち焦がれた超能力系話題作。バッチリ初日に乗り込んできました〜!最高!パーフェクト!よくぞつくってくれました!見たあとに爽快感しか残らないという充足を味わわせてもらえましたね。ひょんなことから念動力を手に入れてしまった高校生たちのその記録=Chronicleにまつわる物語。 ニコ動、ようつべ、ジャスティン・ビーバー。現代はさまざまな「発信力」に満たされています。だから、「記録すること」に大きな意味があるんですね。コレを書いとけばコレを残しておけば…。もしかして、後で何かあるんじゃないか?明確な意思を持たずとも記録さえしておけば、それが独り歩きしてやがて自分の足しになるんじゃないか?そんな不確定要素に満たされているように思います。 POVというジャンルは「登場人物が撮影している映像である」という特性ゆえに臨場感や胡散臭さが他の映画よりも強くなるものだと思います。良くも悪

    [撮ってみた]『クロニクル』 - いずむうびい
  • アンチ!難病モノ!ファック!説明過多!『風立ちぬ』 - シン・くりごはんが嫌い

    ちょっと前にある人からこんなことを聞かれた。 「こないだ『大人は判ってくれない』を観たんですけど、ラストで主人公が海までいって無言で振り返るじゃないですかー?あれって何だったんですか?」 この作品のなかで最も印象的なシーンとして名高いが、このとき主人公は何も言わないし、ナレーションで何かが説明されるわけでもない。彼が何を考えていたのか?彼が何を思っていたのか?それは撮った監督にしかわからない。そして、そのシーンにたいして監督が何も語らない以上、観客はそのシーンについての解釈を迫られる。 これは小津安二郎の映画にも印象的に出てくる。トリュフォーが参考にしたかは定かではないが、日を代表する……いや、世界を代表する名作『東京物語』のラスト。人生の伴侶を失った笠智衆が無言で窓の外を見つめる。カメラは視線の先の海を写す。そして映画が終わる。同じく小津の代表作『晩春』では無言でリンゴの皮をむき、その

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  • 出会って4秒で闘い『パシフィック・リム』 - シン・くりごはんが嫌い

    遅ればせながら『パシフィック・リム』鑑賞。2D字幕。 超巨大ロボとクソでかい怪獣が海でステゴロ試合をするというわかりやすいコンセプトが打ち出された予告編/ティーザーを観たときから期待値がウルトラメガマックスになり、「やばいこれ以上予告編を見続けると過度に無駄なイメージが刷りこまれて編を観たとき思ったよりたのしめないかもしれない」となるべく目に入れないようにしていた。 なんといっても監督は「わかってる」オタク、ギレルモ・デル・トロ御大である。『ブレイド2』ではドニー・イェンを起用し、『パンズ・ラビリンス』は「千と千尋の神隠し」のグロ地獄版ともいえる内容で、ヒット作となった『ヘルボーイ』の続編でも今作の布石のような巨大怪獣バトルを入れたりと「こいつが撮るなら間違いない」感もあって、観るまえからすでに傑作扱いではあったんだけど、さすがにここまでのものになってるとは予想できなかった。予告編だけで

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  • 『パシフィック・リム』!!!!! - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    『パシフィック・リム』鑑賞。 ウルトラマン、ゴジラなど特撮もの。マジンガーZやゲッターロボなどロボットアニメ。そういった類のものに惹かれてしまう気持ちは歳を重ねると共に自然と消滅するものだと思っていた。 子供の頃、親が読んでいる週刊誌やテレビ欄以外の新聞記事なども、自分が親くらいの歳になれば読むようになるものだと思っていた。チンコに毛が生えたり、背が高くなったりするのと同じようにマンガやアニメ、特撮番組や怪獣映画からスゥっと興味を失い、背広を着た大人がアーだコーだ言ってるだけの「ドラマ」を好んで見たりするものだと。 そして、子供のころに見上げていた親の歳になった今。ゾンビ映画やホラー映画に傾倒し、アメリカン・コミック・ヒーローの活躍に喝采を送っている自分がいるわけだ。それはもう、単に「別のチャンネル」に平行スライドしているだけで“芯”の部分には何の変化も無い。 ただ、当時と違うのは「ホラー

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  • 『風立ちぬ』を見た。 - リンゴ爆弾でさようなら

    こんな夢を見た 宮崎駿監督最新作です。監督作品としては2008年の『崖の上のポニョ』から5年ぶり。原作は宮崎駿による漫画で、実在の航空技術者である堀越二郎をモデルに、堀辰夫の小説「風立ちぬ」から発想を得ているそうです。声の出演には『新世紀エヴァンゲリオン』の監督、庵野秀明。主題歌は荒井由実の「ひこうき雲」 幼いころから空に憧れていた学生堀越二郎(庵野秀明)は、関東大震災の際に菜穂子(瀧美織)という少女と運命的に出会う。その後、飛行機の設計技師になった二郎はその技術を買われ、西洋諸国へ見学の旅に出る。そして日に戻ってきた二郎は偶然菜穂子と再開する。二人はすぐに惹かれあい結婚の約束をするが、菜穂子は重い結核を患っており・・・ 劇中、戦闘機を作った二郎に、同僚の男がこんなセリフを言います。 「こりゃアヴァンギャルドだ。思い切ったな」 ・ ・ ・ いや、アヴァンギャルドなのはこの映画だよ! と

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  • 「風立ちぬ」批評〜宮崎駿が描いた美しい日本/宮崎駿は左翼ではない〜 - アニオタ保守本流

    ※当記事に基ネタバレはありませんのでご安心を(笑 ・光と闇の戦前日こそ美しい 「風立ちぬ」を公開初日に観た。この作品の中で、宮崎駿は戦前の日を実に美しく描いた。それは、青々とした水田であったり、日家屋で統一された町並みであったり、レンガの橋梁や或いはまだ戦災で焼ける前の帝都東京の姿であった。 しかし、宮崎は作の中で、戦前の日の暗部をも見事に描き出している。美しい田園のすぐ傍らに存在する都市貧民や失業者。関東大震災での破壊と、金融恐慌の只中で不安に揺れ動く大衆達。「どうしてこの国はこんなに貧しいのだろう」という主人公の台詞の通り、「風立ちぬ」の中には、眩しく光る戦前の日と、陰惨な闇の戦前が見事に同居している。 宮崎駿の一貫したテーマは、『風の谷のナウシカ』の時から普遍である。特に漫画版ナウシカがそうであるように、「人間や文明は美しくなければならない」という設計主義的な考えを全否

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  • 飛行機と恋をつかさどる悪魔の手下(宮崎駿『風立ちぬ』感想) - ぼんやり上手

    『風立ちぬ』を観て一晩たっても、なんだか地に足が着かないような感じでふわふわしている。とんでもないものを観てしまった。 飛行機のエンジン音にはお経の唸り声のような人間の声が使われていて、ぞっとした。二郎という主人公は、人間には許されざる怪物造りに手を染めていると思った。 墜落した飛行機の機体の前に二郎が立ち尽くす場面は、天から落ちてきたロボットの前に立つムスカの姿と重なる。飛行機とラピュタ、人間には許されない夢を見た男のバリエーションである。二郎の幻影や現実の中で何度も何度も墜落を繰り返す飛行機は、ドロドロになって腐り果てる巨神兵だ。 恋愛の場面にはすごく驚いた。 これまでの宮崎映画だと、異性から好意を寄せられても気づきもしないであっさりスルーするとか、少年か少女にほっぺをチュッとされてボッとなるとか、そういうのを描いてお茶を濁して、恋愛面でのロマンチックな部分はひたすら隠し通してきた。そ

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  • 無知は恥ではないが、無知を選ぶのは恥だ 『アフター・アース』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    『アフター・アース』鑑賞。 M・ナイト・シャマラン監督の新作で、主演はウィルとジェイデンのスミス親子。 多くのシャマラン映画は、他の映画作家があまりやらないことにチャレンジしていました。なので、あまり「成功」の前例が知られていなかったり無かったりで、出来あがった映画が成功しているのか? 失敗しているのか? が、一般的な価値判断基準では図りづらいものでした。なので、保守的な多くの人にとって「知らないもの=異物」に映り、恐怖した結果「クソだ!」という謂れのない糾弾を受けている。というのがシャマラニアンたる私の目から見た「シャマランの一般的な捉えられ方」です。 ラジー賞なんてのは当にセンスの無いバカなアメリカ人の象徴のようなもので、ジョックスのいじめと同じ程度の意味合いしか持ちません。しかし、ひとたびメディアに乗ってしまうと根拠のない権威を纏ってしまい、あたかもそれが「世論である」という間違っ

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  • くりごはんが嫌いな男が選ぶ上半期ベストムービー?? - シン・くりごはんが嫌い

    上半期ベストムービーと銘打っておきながら映画以外の映像作品や過去作をランクインさせたので年末に発表するランキングとは異なる変化球です。某所でネタ的に書いたのですが、こちらでもアップ。上半期ってことで遊ばせていただきました。恐らくなんの参考にもならないはずです。 1.ストレイテナー/2013.2.17 Live at 日武道館 「21st CENTURY ROCK BAND」 2.ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン 3.ホーリー・モーターズ 4.ジャンゴ 繋がれざる者 5.ザ・マスター 6.DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?(初日の初回上映) 7.混血児リカ(国内未ソフト化/US盤で鑑賞) 8.2001年宇宙の旅(午前十時の映画祭) 9.AIRドクター(世にも奇妙な物語'13のワンエピソード) 10.

    くりごはんが嫌いな男が選ぶ上半期ベストムービー?? - シン・くりごはんが嫌い
  • 新海先生の場外ホームラン「言の葉の庭」 - 挑戦者ストロング

    新海誠の最新作「言の葉の庭」を公開翌日の土曜に観てきました。素晴らしい出来でいたく感慨深かったのだけど、感想はなかなか難しくて書けず、1週間経ってしまった。今までは人を選んでオススメしてきた新海作品だけど、今回は万人にオススメできます。劇場でやってる間に、皆さん観るとよろしいのではないかと。なぜか早々とソフトも出てるけど、劇場で観るべきクォリティの映像でしたよ。 劇場アニメーション 『言の葉の庭』 (サウンドトラックCD付) [Blu-ray] 出版社/メーカー: 東宝発売日: 2013/06/21メディア: Blu-ray クリック: 5回この商品を含むブログ (67件) を見る 当然、場外ホームランをブッ放すこととなる。 (★4) 「秒速5センチメートル」のコメントでも書いたことだが、もともと新海誠作品の登場人物にはキャラクター固有の個性が存在せず、一種の記号として描かれてきた。美しく

    新海先生の場外ホームラン「言の葉の庭」 - 挑戦者ストロング