印刷 文部科学省は16日、東京都世田谷区上馬の住居からラジウム226が見つかったと発表した。「発光塗料」と書かれた紙箱に入っており、住人が5年ほど前にフリーマーケットで購入した。箱から1メートル離れるとラジウムによる放射線は認められず、押し入れにずっと置かれていたため、住人への放射線障害の恐れはないという。 文科省によると、ラジウムは長さ約5センチ、直径約5ミリのガラス管に入っていた。住人の男性が4〜5年前、フリーマーケットで時計の部品を買った際に付いてきた。最近のラジウム発見の報道などから心配になって自分で測ったという。 箱から10センチ離れた場所の放射線量は毎時約0.4マイクロシーベルト。箱の状態などから、放射性物質の扱いを規制する放射線障害防止法施行(1958年)前に流通していたものとみられるという。16日に専門業者に引き渡された。 関連リンクスーパーの高線量、道路脇からもガラ