著者:ジェイムズ・Q・ウィットマン翻訳:西川 美樹出版社:みすず書房装丁:単行本(224ページ)発売日:2018-09-04 ISBN-10:4622087251 ISBN-13:978-4622087250 負の感情がもたらす末路を警告ユダヤ人を迫害し強制収容所に追いやったナチスの悪名高い「ニュルンベルク法」は、アメリカの人種差別法を参考にしていた! 耳を疑う事実を検証する、画期的な業績だ。 著者ウィットマンは、アメリカ人で比較法が専門。ニュルンベルク党大会を準備する、一九三四年六月の重要会議に注目した。司法大臣や党幹部が論争した議事録を読み解く。 ヒトラーは『わが闘争』で、ユダヤ人排撃を声高に叫んでいた。三三年一月、他の右翼や保守派に推され、前年の選挙で第一党となったナチスから首相に就くと、たちまち本性を現し、二月に国会議事堂に放火して反対派を弾圧。三月には全権委任法で独裁者となった。
![『ヒトラーのモデルはアメリカだった――法システムによる「純血の追求」』(みすず書房) - 著者:ジェイムズ・Q・ウィットマン 翻訳:西川 美樹 - 橋爪 大三郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ebedf0c22bc579cd544f0aefbba71c1a4f8d70f4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fallreviews.jp%2Fapi%2Fimage%2Fcontain%2F1200x630%2Fhttps%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41vwJ14UU5L.jpg)