新型コロナウイルスに感染した岸田文雄首相が22日、住まいの首相公邸からテレワークで公務を再開した。 【図解】内閣支持率の推移 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題などで政権への逆風が強まる中、内外の課題の取り組みを通じて国民の信頼を回復したい考えだったが、夏休み最終日に感染が確認され、出はなをくじかれた格好だ。 「少しせきは出るが、熱は平熱に戻り、この通り普通に生活できている」。首相は22日夜、異例のオンライン形式で報道各社のインタビューに応じ、自身の体調を報告。「療養を行いながらリモートで仕事を続ける。閣議にもオンラインで出席する。国政に遅滞が生じないよう全力を尽くす」と強調した。 報道各社の世論調査では、内閣支持率は10日の内閣改造後も下落に歯止めがかかっていない。首相は内閣・自民党の陣容を刷新して局面転換を図ろうとしたが、新たな顔ぶれの中からも旧統一教会との接点が次々に明らかになり