南アフリカで開催されるBRICS首脳会合をプーチンが欠席することに関して、アメリカは「国際的圧力の成果」を強調している。しかし、その影でBRICSには約40カ国が新規参加を希望しており、そのなかには「反米」といえない国も目立つ。BRICS急拡大の背景には、中ロへの親近感というより、アメリカの政策に不信感を抱く国が増えていることがあげられる。 プーチンがBRICS首脳会合に出席しないことは大きな問題ではない。たとえプーチンが欠席しても、もはやBRICSの求心力は押しとどめられない水準に達したからだ。 波乱のBRICS首脳会合 南アフリカ政府は7月19日、プーチン大統領がBRICS首脳会議を欠席すると発表した。プーチンはリモートで参加するとみられる。 ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカが参加するBRICS首脳会議は、8月17日に南アフリカのヨハネスブルクで開催される。 この会議が注目さ