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ブックマーク / www.webchikuma.jp (4)

  • オッペンハイマーは死神だったか|ちくま学芸文庫|藤永 茂|webちくま

    マンハッタン計画を主導した理論物理学・オッペンハイマーは、「原爆の父」と呼ばれています。それゆえ大戦終結後、ヒロシマ・ナガサキの責任を学者として一身に背負うことになりますが、ただ、そこには確実に「ある意図」が働いていました。可能な限りの資料をもとに、政治に翻弄、欺かれた科学者の実像に迫り、これまでのオッペンハイマー像を一変させるとともに、原爆開発の真の責任の所在を問い直した『ロバート・オッペンハイマー』。「序」の一部を公開します。 序 1 オッペンハイマーを知っているか? 『ジュラシック・パーク』という映画がある。これまでに数百万の人が見た映画だろう。その中にロバート・オッペンハイマーの肖像写真が大写しになる所がある。恐竜パークを管理するコンピューターのモニター・スクリーンの向かって左側に貼りつけられている。オッペンハイマーの顔のすぐ上には原爆のキノコ雲のマンガも貼ってある。そのコンピュー

    オッペンハイマーは死神だったか|ちくま学芸文庫|藤永 茂|webちくま
    paravola
    paravola 2024/06/12
    湯川秀樹は核兵器を「絶対悪」であるとしてその廃絶を唱えた。唐木順三は、その「絶対悪」を生んだ物理学そのものも「絶対悪」であると考え、ガンによる死の床から、湯川をはげしく糾弾した
  • 「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|大塚 英志|webちくま(1/4)

    5月4日、厚生労働省が新型コロナウィルスを想定した「新しい生活様式」を公表しました。感染対策のために、「手洗いや消毒」「咳エチケットの徹底」といった対策を日常生活に取り入れることだけでなく、会話や事、働き方など様々な領域における行動について指針を示しています。 この「新しい生活様式」という言葉から、戦時下に提唱された「新生活体制」を想起するという大塚英志さんに、エッセイを寄せていただきました。 テレビの向こう側で滔々と説かれるコロナ下の「新しい生活様式」なる語の響きにどうにも不快な既視感がある。それは政治が人々の生活や日常という私権に介入することの不快さだけではない。近衛新体制で提唱された「新生活体制」を想起させるからだ。 かつて日が戦時下、近衛文麿が大政翼賛会を組織し、第二次近衛内閣で「新体制運動」を開始。その「新体制」は、経済、産業のみならず、教育文化、そして何より「日常」に及ん

    「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|大塚 英志|webちくま(1/4)
    paravola
    paravola 2023/07/25
    以前から「日常」とか「生活」という全く政治的に見えないことばが一番、政治的に厄介だという話をよくしてきた。それは近衛新体制の時代、これらのことばが「戦時下」用語として機能した歴史があるからだ
  • 2020年の「撃ちてし止まむ」|筑摩選書|大塚 英志|webちくま

    2021年4月25日、4都府県を対象に3度目の緊急事態宣言の期間が始まりました。東京都では、飲店や大型商業施設への休業・時短要請、20時以降の消灯呼びかけなどが行われています。 大塚英志『「暮し」のファシズム』より、コロナ禍を論じた「あとがき」を公開します。 2020年のコロナ禍、緊急事態宣言が出された4月上旬頃から家庭用小麦粉、中でもパンケーキの材料となる強力粉やホットケーキミックスが品薄になり、その特需は夏まで続いた。いわゆる「巣ごもり需要」であり、月によっては前月比100%を超えるメーカーもあったという。マスク、消毒液、トイレットペーパーとともにパンケーキミックスが買い占めや転売の対象にさえなった。 自粛中、実際にパンケーキを焼いた家々は少なくなかったことは、レシピの検索数なweb上のデータにも表れている。母親世代による検索が多いという記事もある。 だが、この自粛の息苦しさの中、パ

    2020年の「撃ちてし止まむ」|筑摩選書|大塚 英志|webちくま
    paravola
    paravola 2022/09/18
    続報に至っては「放つとケーキ」などというつまらない駄洒落を記し、年が明け、翼賛体制が本格化していく中で、妙に「明るい」ニュースになっている
  • 「リベラルはどこがダメか」を検証する(斎藤美奈子)|世の中ラボ 第75回|webちくま

    ただいま話題のあのニュースや流行の出来事を、毎月3冊の関連を選んで論じます。書評として読んでもよし、時評として読んでもよし。「を読まないと分からないことがある」ことがよく分かる、目から鱗がはらはら落ちます。PR誌「ちくま」7月号より転載 七月一〇日に投開票が行われる参院選。与党の自民公明を含め、改憲勢力が三分の二以上の議席を占めれば、憲法公布以来はじめて憲法改正が発議される可能性がでてきた。 野党側もさすがに危機感を覚え、全国のすべての一人区に、民進党、共産党、社民党、生活の党の四党の統一候補を立てる野党連合が成立した。共闘の音頭をとったのは共産党。これまで必ず独自候補を立ててきた共産党の譲歩は喝采すべきだ。安倍政治はもうたくさん。私も野党側に勝ってほしいと切に願っている。 なんだけど、ほんとに勝てるかとなると「今度もダメなんちゃう?」という疑念も禁じ得ない。疑念というか半ば確信だな。

    「リベラルはどこがダメか」を検証する(斎藤美奈子)|世の中ラボ 第75回|webちくま
    paravola
    paravola 2016/07/17
    (ちょろいからでは)松尾匡、井上達夫、浅場通明...日銀にカネをじゃんじゃん出させて.../ああそうかもしれないなあ
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